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フランスワインに魅了される

アメリカに在住していた頃に、カリフォルニアワインが好きになり、ナパバレーやソノマバレーを訪れたことをしばらく前の記事に書きました。

日本に帰国後しばらくしてから、妹がフランスに留学していたのをきっかけにフランスへ行きました。
スイスから入りシャモニーモンブランへ行き、その後、妹が住んでいたサヴォア地方のシャンベリーへ、そして、ワイン産地を巡るために、ブルゴーニュ地方とシャンパーニュ地方を訪れ、最後にパリを訪れました。

初めてブルゴーニュを訪れたのですが、ブルゴーニュのその土地にいるだけで感じられるワイン造りの歴史、そして見渡す限り続く壮大なぶどう畑を目の前に、その土地で造られたワインを飲み、上品で奥深い香りと味わいのワインにすっかり虜になりました。

また、ブルゴーニュの地方料理のブッフブルギニヨン(牛肉の赤ワイン煮込み)やエスカルゴ等とブルゴーニュのワインを合わせると、その組み合わせでどちらも何倍も美味しくなり、ワインと料理のマリアージュの楽しさに目覚めました。

ブルゴーニュから北へ移動し、シャンパーニュにも行きました。
シャンパーニュでは、「モエ・エ・シャンドン」の地下にあるカーブ見学のツアーを予約していきました。
ぶどう畑ばかりが続くシャンパーニュ地方のエペルネの土地に、突然現れる「モエ・エ・シャンドン」の堂々たる建物。
門の中には、「ドン・ぺリニヨン」さんの銅像も立っていました。ドン・ぺリニヨンさんは、修道院でシャンパン造りに生涯を捧げ、美しい気泡が出る現在のシャンパン製法を生み出した修道士です。「ドンペリ」と呼ばれて有名な高級シャンパン「ドン・ぺリニヨン」は彼の名前からつけられています。

建物の中に入り、世界遺産にもなっている地下のカーブに案内してもらうと、約1億本ものリザーブワインが貯蔵されているという全長28キロメートルもののカーブにも長い歴史が刻まれているのが感じられました。
試飲させてもらったシャンパンは細かな気泡で見た目も美しく、フレッシュでフルーティーな味わいで幸せな気分になりました。

この旅では、フランスの食文化とワインを堪能し、これはもっといろんな場所に行き体験しなくてはいけないと感じました。
そして、次はボルドーに行きたい!と思いながら帰国しました。

それまで、カリフォルニアワインばかりを飲んでいた私ですが、この旅をきっかけにすっかりフランスワインに魅了され、しばらくは、ブルゴーニュの赤ワインのピノ・ノワールやシャンパンを探しては飲んでいました。

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