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生きづらいと感じているあなたへ



「なんだかこの世は生きづらい」
そう感じている人へ届きますように。


「生きづらい」「運が悪いことばっかりだ」
そう思う日はありませんか?

日々、色々な情報が溢れているこの世のなかで、
生きていて辛くなることは、誰にでも訪れる瞬間だと思います。
なんでこんなに、と自分を責めてしまう人もいるかもしれません。

泣きたい夜もあるかもしれません。
そんな時に読んでいただけたら幸いです。


その生きづらさは何者

あなたが生きづらいと感じている「そいつ」の正体は何でしょう?

  • 人間関係がうまくいかない

  • 好きな人にアプローチする勇気がない

  • 少しのことですぐに落ち込む

  • 働いている意味が見出せない、なぜ働くのか?

  • 生きていく意味が分からない

関係がものすごい悪いわけでもない。でもなんだかスッキリしない。
好きなのに何もできない自分が嫌いだ。
あ、またこんなことで落ち込んでる私、ダサい。
私はなんのために働いているのだろう?なぜ上司の機嫌を取っているの?
そもそもこんな苦しい思いをして生きていく意味はある?

これはすべて、私の「そいつ」の正体です。

では、あなたも「そいつ」の正体を書き出してみましょう。

紙でも、パソコンでも、スマホのメモ帳でもOKです。
まずは向き合ってみましょう。

書けましたか?
分からない、そんなの書けない。それでもOKです。
「なぜ生きづらいんだ」と振り返ることで、
気が付くこと、見えるものがきっとあるはずです。
何が苦しいのか。何が嫌だと思うのか。
ポイントは、「自分に嘘をつかないこと」です。


わたしの好きと嫌い

さあ、あなたの中の「そいつ」を書き出せましたか?
何に対して生きづらさを感じているのか、少しでも見えましたでしょうか。

では次に、自分の好きなもの・嫌いなものを思いつくだけ書いてみましょう。

わたしも、書き出してみます。

【スキ】
・秋の夜の散歩——少し冷たい風、程よい暗さ
・ギンモクセイの匂い――甘みのなかに少し苦みがあるような香り
・シンプルな作りのモノ――白、茶、黒、クリーム色。
             単純なもの、分かりやすいもの、丸いもの
・雰囲気が柔らかい場所、人、空気
・本――紙の匂い、ページをめくる音、手触り、言葉、綺麗な日本語
・音――紙にペンで書く音、ネイルタッピング、傘に雨が当たる音
・音楽――歌詞が綺麗な曲、耳に入って心地いい曲

【キライ】
・他人の視線――視線をたくさん感じると固まってしまう
・自分の意見を言うこと――自信がない。嫌われるかも?と思う
・人が多い場所――酸素が少ない気がして息苦しい
・高圧的な人――態度、話し方、オーラ、声のトーン、歩き方、姿勢
・無理に合わせること――本当は違うけど…が苦しい
・突然の大きな音――ドアを強く閉める音、物が落ちる音
・「気にしすぎ」と言われること――言われなくても分かってる
・大雨、雷、台風――シンプルに怖い

何を好きと感じて、何を嫌いと感じるんだろう?
思いつくだけ書き出してみてください。

書けましたか?
私はもっとたくさんあったのですが、全部書いちゃうとページが足りないので選んだものをここには書き出しました。
キライなものが多すぎて笑ってしまいましたが。笑

自分はなにに「好き」「嫌い」と思うのか。
書き出してみたことで、自分のことが見えてくるはずです。
「そいつ」をやっつける材料として、まずは自己分析をしましょう。

「キライ」と「そいつ」を見比べてみて下さい。
少し、かぶっている内容がありませんか?

私の場合だと、
・人間関係がうまくいかない
・働く意味がわからない
 ↓
・自信がなくて自分の意見が言えない。嫌われたくない。
・嫌だけど無理して合わせてしまっていることが苦しい。
・高圧的な人と同じ空間が苦手、怖い
 ⇒ 人を信頼できない?
   自分に自信がないことがすべてのマイナス要素になっている?

何が辛くさせているのか、少し原因が見えてくると思います。
でも、見えなくてもOKです。
やっつけるには自分が自分のことをよくわかっていてあげることが、まずは必要なことだと思いますので。


泣きたいときは思いっきり泣こう

あなたの中の「そいつ」の正体。あなたの素直な気持ち。
だんだんとあなたの本当の部分が見えてきたのではないでしょうか。

もしかしたら、涙が出ている方もいるかもしれません。
書き出したことで苦しい気持ちになってしまい、泣いてしまっている方もいるかもしれません。
私も、書きながら、なぜか涙がポロポロと出てきて、泣きながらノートにペンで書いていました。
文字にして目の当たりにすると、なんだか溢れてしまって。

でもね、泣きたいときは思いっきり泣いていいんです。

その溢れた涙は、あなたの素直な気持ちの証だと思うんです。
溢れ出た涙は、あなたのなかに隠れていた感情。
そしてその暖かい涙は、あなたがいまを生きている証拠です。

自分の感情に正直でありましょう。
溢れる涙はとめないで。



生きているだけで100点満点

『生きているだけで丸儲け』そう歌っている歌がありますよね。
ほんとうに、その通りです。

生きづらい、苦しい、心が痛い。もう嫌だ。
でもあなたは今、生きている。
それだけで100点満点です。

だからどうか、「生きづらい」と感じている自分を責めないで。
そして溢れてくる涙は止めなくていい。いや、止めないで。
素直に泣いていい。大人だからって我慢しなきゃいけないことなんてないんです。
そして、「生きづらいのはあなたのせいではない」のです。
でも、誰かのせいでもない。

何を苦しいと感じるのか、何を嫌だと思うのか。
自分と向き合って自分のことをもっと知ってください。
そうやって自分のことを知って、自分をもう少し労わってあげましょ。

イヤでも苦しくても、今日も生きているわたし、偉い。
そうやって自分を褒めてあげてください。褒めながら体をそっと撫でてあげてください。

イヤだけどちゃんと会社に行った。仕事をした。
いつもより早起きできた。
小さなことだとしても自分を褒めてください。


最期の時まで一緒にいてくれるのは、家族でも恋人でもありません。
誰でもない、自分自身です。
だからこそ自分をもっと大切にしてほしい、そう思います。

泣きたい夜もあってもいい。苦しくてどうしようもないことも。
でもどんなことも、どんな感情も、それはすべて「あなた」です。
黒い感情が出てきてしまっても、それもあなたの一部だから。
認められなくてもいいです。目を逸らしてしまいたくなる気持ち、わかります。いやですよね。怖くもなります。
でも、その感情が生まれることも、あなたが生きている証拠。

生きづらいと感じていることも、それでいい。
それでも生きていることが素晴らしいのです。

ここまで読んでくれたあなた、今日も生きていてくれてありがとう。
泣きたい夜は、思いっきり泣こう。いっぱい泣こう。
たくさん泣いたら美味しいものでも食べて、ゆっくりお風呂に入りましょ。
そして自分を褒めてあげて、眠りについてください。

では、おやすみなさい。よい夜をお過ごしくださいね。



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