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自分を女として認めた日

幼少期、母が選ぶセンスの良い服を着せられていた私
どこへいっても褒められた
普通にみんなが着ているキャラクターの服が着たかった...
時代はアイドル時代
小学6年生に大きなレースの襟が流行って、私には友達の大きな襟がゆっくりひらひら揺れて見えた。
私は、おばあちゃんにおねだり(騙)してやっと買ってもらった覚えがある
母は、センスのない流行に眉毛を歪ませ、祖母まで疑ったのだろう...
おばあちゃんありがとうそしてごめんやで〜

せっかく買ってもらった大きなレースの襟のブラウスは
次第に袖を通すことがなくなった...
自分に似合わないことを着るたび自分なりにわかり出したのだ
自分は可愛くないのに襟だけ目立つ
やはり自分には似合わない
自分の顔が嫌になりだすと自分を映し出す鏡さえも嫌いになっていった
その後
女性の象徴とするスカートが嫌い、赤色が嫌い
心の中で繰り返される言葉は(私なんて・・・)だった

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