土用について

日本古来のカレンダーとは


月の満ち欠けを用いて作った太陰歴ですが6世紀あたりから使われていて江戸あたりの庶民にはまだカレンダーというものではなく
月を見て大体生活しておりました
日本人は、田畑を耕して暮らしておりましたので
季節は特に重要で敏感です
365日を4つの季節そして
4つに季節を6つに分解して
全ての季節を『二十四節気』として細かく分けておりました
虫が土から出てくる頃や露が葉の上に溜まる頃など
細かな表現で分けられます 
二十四節気を読むと素晴らしい趣に感動します
みなさんがおなじみなのは現在のカレンダーの祝日にもある
春分の日や秋分の日も二十四節気の一つです
昼と夜が同じ長さの日と覚えましたね
春と秋には花や作物が実り神様に感謝するお祭りをしていたために
今でも祝日として残っています(春季皇霊祭など)
第二次世界大戦で負けた後、日本の神道を恐れたアメリカは
全ての神道のまつりごとを違う名前に変えさせたので
私たちは、今に至るわけです・・・
この記事を読まれた方は、ぜひ日本の神道の歴史の本を読んで
体に残るDNAを呼び起こしてほしいです
ちなみに太陰太陽暦は1872年(明治5年)に廃止されましたので
やく1200年以上使われていたことになりますね

太陽暦

また西洋では、太陽の動きで考えられたカレンダーが作られておりますが
日本のようにはっきりとした季節もないので
細かく分けられおりません
太陽暦は、地球が太陽を回る回数でやく365日で一周回ることを発見して
カレンダーとしました
エジプトのピラミッドやメキシコの多くの遺跡が建てられている配置は
太陽を考えて建てられています
日本では、太陽暦と太陰暦の二つが合わさった世界共通のカレンダーは
明治5年の12月3日を太陰太陽暦の(1873年)明治6年の1月1日と定めたようです
なので日本太陰太陽暦は、たったの149年しか使われていないことになります

中国の陰陽五行

本題の土用についての根源は
中国から伝わる陰陽五行思想からなります
五つの自然界の元素から宇宙ができているという思想で
季節も夏は火の性質、秋は金の性質、冬は水、春は木となり
その季節の境目「立春」「立夏」「立秋」「立冬」を18日間設けました
土用とは「土旺用事 どおうようじ」と呼ばれ
新しい命を育て古いものは還る(カエル)とされています
月が満ちるとかけて行ってもとに戻るように全てのものはそういうこと
仏教の「色即是空 空即是色」につながるのだと思います
量子力学の実態の物体はそこにはなく見えるだけ
私もわかっているようでまだ理解できていない部分でもあるのでさらに深掘りしていきたい箇所です
思想や哲学は最高に楽しい!



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