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アルバイト生活のあの頃は。。。

ネットラジオ エピソード20 配信しました

バイトだけはたくさんした
高一の春から

遊ぶお金がほしかったのもあるけど
同年代と先生だけの窮屈な学校では
満たされなかった  何が?
こんなんだけではないはずだと思ってた
未知の社会、世界への溢れ出す
好奇心、妙に体温高いエネルギー

オトナや自分と境遇の違うタイプの人の話を聴くのが元々好きで、
バイトしたのはヒマな店が多かったから、
ハードな人生を生きてる人々の話をよく聴いた
何故か大変な人ほど自分の話をしたがった
今、思えば盛ってたんもあったんやろなと思うけど、
わたしはひたすら傾聴した

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チラシのモデルで
ラクダ色の肌着でポーズをきめていた
中条きよし似のおじちゃんはウィンクしながら
女の子と奥の席に消えていった
不倫体質の小顔のお姉ちゃんは時々、
厨房で泣きながら料理してた
階段をカンカンとピンヒールで降りてくる
青いシャドーがやけに目立つおばちゃんは
保険のノルマがヒットしないとガハガハと悲しそうに笑ってた


説教くさい話だったら、
途中で適当にまとめて仕事するフリしたけど、そんなこともなく
わたしの為にと言うより、話したいから話してるよーだったし、
時にはそれは懺悔のようだった

わたしはほとんど感想も意見も述べずに
「ほーっ... へーっ...」と時々、
質問を挟んで熱心に話を聴いた


あからさまな教訓みたいなものは
含まれていない刺激的で
情がこんがらがったため息、
波乱万丈な
数々のストーリーズ

「激情に突き動かされて
 大きな選択するのは得策ではない」
「やったことはブーメランの様に
 自分にかえってくる、カタチは違っても」
「人を好きになると言うことは
 人生の醍醐味でもあるけれど、
 災いの元凶になることもある」

そんなことを彼らの話から
学んだはずだったのに、
その学びは実人生に活かされることなく
その後、わたしはあちこちで頭を打ちまくり時々、
もがきながらオトナになっていった

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