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美味しいって感じないと栄養にはならないと思います

豆と小鳥エピソード85はバクとナミンで「大人になったら大人じゃない事がわかった」をテーマに話しています。

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味覚って年齢と共に自然と変わっていきますよね。
私はコドモの頃、食べれないものがとっても多かった。
椎茸は裏のなみなみが生き物みたい。何かを囁いているようで怖くてダメ。
ちりめんじゃこは小さな目が一斉に睨みつけてくるみたいでダメ。
春菊やピーマンは嫌がらせかと思うほど苦く不味く感じた。
焼きリンゴは果物のリンゴが熱いのが許せなかった。
ナスはふにゃりとするスポンジのような食感が苦手だった。

味覚って年齢と共に成長するもんやと思ってたましたが、
意外なことにこれがちゃうんですよ。
舌の上にある味覚を感じるセンサー「味蕾(みらい)」は
生後3か月目からできはじめ、約10,000個に成長。
しかし30代には7500個に、さらに60代になると3000個に減少するらしい。
つーことは加齢につれて我々は味覚まで鈍くなっていくってことですね。

好き嫌いがたくさんあった私ですが、
今は食べれないものがないくらい何でも食べることができます。
オトナになってからはいわゆるゲテモノのカテゴリーに入るものも
好奇心が勝り食べたりしています。

どうやって克服したのかと申しますと
「今までこれ苦手だったけど食べてみようかな?」
って気になった時にトライしてみる。
又は人のお宅にお呼ばれしてご飯を出してもらった時に
完食せねばと苦手なものにトライしてみる。
すると大抵「なんや意外においしいやん」になり
ほとんど努力もせずに好き嫌いがなくなってました。
たいていのオトナの人って同じやないかな?
大きくなるにつれて食べれるものが増えていく。
でも、それって味蕾の数が減ってるからなんかも。

だから息子にも嫌がるものは一切、強制したことがありません。
「苦手なものは食べなくていい。食べたくなったら食べたらいい」と。
おいしいって感じないものって栄養にもならないと思うし、
「食べる」は楽しいことだと思ってもらいたかった。
そして、味覚のような個人的なところにまで
親が侵入してはいかんと思ったからです。
不思議とお菓子ばっかり食べたがることはなかったです。
今は肉食やけど小さいころはお肉はほとんど食べなくてセミベジタリアンみたいでした。


彼の場合、カナダのバンクーバーに暮らしており、
友達の家が実に多国籍。
故に友達のお宅で出してもらうご飯がマルチカルチュアルやったのも
幸いしてるのかもしれません。
時々「なんかわからんもんをご馳走になってきた」と言うてますw。
大きくなるにつれてだんだん苦手なもんが激減してきてるから、
この方式は親子共に苦しみもなくいいのかも。
闘わなくても良いのです。

あったかい毛布にくるまり快眠のお供に
もう着なくなった洋服を仕分けながら
自分のためにゆっくりお茶を淹れながら
お聴きくださったらうれしいです。




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