研究に参加した人の想い
今夜のTwitterスペース、録音が聴けるみたいです。
https://twitter.com/i/spaces/1ynJOZknnkVGR
国民ふたりにひとりががんになると言われても、自分事になるまで、ぴんときませんでした。
『がんは治る時代』と言われていたし、胃がんだろうなと思った時、夫と『手術すれば治るよね』って話しました。
私は大切な人をがんで喪いました。
なんで?としか思えませんが、変えられない現実です。
悔しいです。哀しいです。
がんが治る病気になる日を手繰り寄せたいという想いを持ち、様々な学会の患者向けプログラムで学んでいます。
理不尽が消えないからです。
夫が参加した研究は、細胞、動物での研究の次で、人類初投与の段階のものでした。
どこかで、自分に効果があったらと願っていました。
自分に間に合わなくても、未来の誰かの選択の根拠になるなら、少し救われるとも思いました。
そうやって研究に参加してきた人がいて、医療は進んできたのだと、自分事になって初めてわかりました。
クラウドファンディングがリターンの華やかさに注目されるのは、少し虚しいです。
研究の中身を知って、Cを消した商品を購入したり、この研究いいねと思って応援したらリターンが来たという意識になった時、本当の応援になるんじゃないかと願っています。
全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。