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心地よくマタニティライフを過ごすための「アーユルヴェーダTIPS」

こんにちは!ヨガ・アーユルヴェーダ講師のMAMIです。
マタニティライフも9ヶ月目に入りました。
だいぶお腹が大きくなり、いよいよ会えるな〜っと、愛おしさが増す日々です。
カウンセリングでは、妊婦さんや妊娠を希望される方が受けてくださることが増え、悪阻やマタニティ期の過ごし方を質問されることも増えました。
私の経験がお役に立てればと思い、マタニティ記録を残したいと思います。

母親は神様

アーユルヴェーダでは、妊娠期と授乳期の女性は神様であると考えられ、妊婦さんはとても大事に扱われてきたそうです。
それは、「命を生み出す」という素晴らしい才能を持った存在だから。
お腹の中に命を宿し、体内で育てるってとても神秘的。女性が持つ強さと美しさを感じます。

そんな妊婦さん、
マタニティライフを過ごしていく中でとても大切なことがあります。


「あなたがマタニティ期間中、どれだけ幸せを感じているか」


妊娠、出産に対して「痛い、辛い、大変」というイメージはありますか?
アーユルヴェーダでは、人間は自然界の一部として考えられ、私たちが自然の流れと調和して生きていくための智慧がたくさんあります。
身体や心が調和しているとき、辛いということはあまり感じないのです。

マタニティ期間の本来は、
女性としての神秘的な体験や喜びを感じられるとても幸せな期間
と言われているのです。

ですが、もし、何か不調を感じていたり、辛い、痛い、苦しい、など感じている方がいたら、自分のバランスを崩しているだけかもしれません。

マタニティケアも、日々のケアと一緒なのです。

辛くない悪阻

「悪阻=辛い」というイメージをお持ちではないですか?
確かに、吐きつわりや匂いつわりなどで気持ち悪さを感じている人もいると思います。
これは、ホルモンの影響で感覚が敏感になり、以前は気にならなかったことが気になったり、五感が繊細になっていると言われています。
妊娠初期は、特にこの症状を強く感じる人も多いでしょう。

でも、味方を変えれば、「快適な自分はどんな状態なのか」を、この期間で見つめているのです。

これまで忙しく過ごしてきた自分をスローダウンさせ、
自分自身の内側へ意識を向けていく

これから色んなことが起こりうる人生です。
新しい命が産まれる前にそんな期間が与えられているのだ、と
私も妊娠してみて感じています。

とは言っても、気持ち悪い・・・!!

「悪阻はありましたか?」とよく聞かれます。

私の場合、吐いてしまうような症状や、食べられないものができた、などはありませんでした。

唯一、気持ち悪くなったといえば乗り物酔い。
電車やバス、ちょっとした車でも気持ち悪くなっていました。

(これもアーユルヴェーダ的に考えると面白いんですよ。私は風の要素が乱れやすく、耳のケアは意識していたのですが、まさに風の要素である移動がダメなんだ・・・っと笑ってしまいました。)

また、夕方になると疲れがどっと出て、20時には寝ているような生活。
妊娠すると疲れやすくなる、と聞いていましたがまさにその通り!

アーユルヴェーダでは、妊娠すると風の要素(ヴァータ)が乱れやすくなると言われています。ヴァータとは、風と空間の要素。動きや創造のエネルギーです。
体内に赤ちゃんのスペースが生まれ、空間は徐々に大きくなります。元々何もないところに新しい空間や命が生まれてくるわけですから、ヴァータが高まるのも必然。

疲れやすくなるのも、このヴァータの特徴です。

なので、「疲れるものだ」と予定に入れて

70~80%の活動量で、動きすぎない、神経を使いすぎない
ことがポイントです!


私は、朝5:30に起き、朝活を配信して早寝早起きのスタイルが確立。
これは今となっては、結果オーライ!!

マタニティ期では、早寝早起きを推奨されているのです。

「規則的」というのが、ヴァータケアにも繋がっています。
おすすめ睡眠時間は体質によって違うのですが(8or7or6時間)、どの体質の人も5〜6時に起きるといいと言われていますよ。

具体的なよくある症状TIPS

ここからは、妊娠中のよくある症状に対してのケアを、私の実体験を元にお伝えさせていただきます。

・口の中がねばねば
特に妊娠初期は、朝起きたときだけじゃなく日中も、口の中がネバネバして気持ち悪かったです、、、。

⇨『オイルうがい』
妊娠前から行っていたことですが、妊娠してからはオイルが唾液に分解されるまでの時間が長くなり、消化力が弱まっているのだな〜と身を持って実感していました。

妊娠中は唾液の変化により、虫歯などの口内トラブルが起きやすいと言われています。虫歯のケア、味覚のケアにもなるのでおすすめです!
(オイルうがいについての詳細はこちらの記事をご覧ください。)

・不安、不眠
突然訪れる不安な気持ち。
必要以上に気になることができたり、泣きたくなったり、妊娠中は特に精神的にバランスを崩しやすいです。私は自律神経の乱れから睡眠の質も浅くなり、あまり眠れない日々もありました。

⇨『耳のオイルケア』
オイルのケアは、緊張を和らげ、神経を穏やかにする効果があると言われています。毎晩、寝る前に温めたセサミオイル(キュアリング済)をコットンに浸し、耳の中へ入れます。耳をケアするのは、不眠や肩こり、自律神経、イライラなどに良く、まさに心の安定 ”ヴァータケア” としておすすめです。

じんわりと心身共に、ゆるませてくれるのを感じます。
ゆっくり瞼を閉じ、深呼吸してオイルが浸透するのを感じてみてください。

・食事のコントロール
気持ち悪さや身体の倦怠感で、お腹が空かない時も。
そんな時は無理に食べずに、白湯やスープを飲んでいました。
「お昼>朝>夜」の順に、食事の内容や量を調節
実際にも、悪阻中はお昼が一番食べられて、夜はほとんど食べることができず、知識として持っていた消化力の強さを、身を持って体感した時は感動でした!!!

⇨『消化に良いものを、3食食べられるように調整』
体調が優れない時は消化力が弱まっているサインです。ここで無理して食べては、消化不良になりさらに体調が悪化します。気持ち悪さも増す・・・。温かく自然なものを意識することがポイントなのです。特に夜は消化力が弱まるので、消化に負担がかからないものを20時までに食べるようにしています。

・貧血
貧血になりやすい妊婦さん。私も初期はクラクラすることが続き、体力もなくなっているな〜と感じていました。食事を意識することが大切ですが、プラスして意識的に取り入れていたものがあります。

⇨『デーツ』『レーズン』
デーツは自然界の甘味の中で栄養価が高く、貧血予防にもピッタリ!アーユルヴェーダでは、滋養のフード(オージャスフード)と言われているほどです。そのまま食べたり、ギーを塗って食べたり、ミルクに攪拌して飲んでいたりしました。レーズンもレーズンウォーターにして飲んだり、ポーチに入れて外出時にエネルギー補給していましたよ。便秘の対策にもなるのです◎

⇨消化力を高めること!!
貧血、と聞くとレバーやお肉を食べる方もいるかと思いますが、消化力が弱まっているときに食べると逆効果。。。消化にいい食事を意識し、消化力を高めることが大切!

・妊娠線対策
妊娠線妊娠中は、体内の水分を赤ちゃんに届けているため、身体は乾燥しやすいです。乾燥が続くと一気に妊娠線として現れると言われています。
妊娠線予防には、妊娠初期からケアをしておくことが大切!
私はここでもオイルの力を借りて日々ケアをしています。

⇨『妊娠線予防のオイルケア』
皮膚を柔らかくし、細胞の奥まで浸透して乾燥対策となります。
温めたセサミオイルを、力を入れずに優しく塗布します。お風呂前に塗る場合はそのままお風呂へ。お風呂後は蒸しタオルで拭き取ります。
オイルケアは産後ケアとしても効果的と言われています。初期から習慣づけて、今後も続けていきたいケアの一つです!


※妊娠中のオイルケアの注意点※
妊娠中は、基本的にオイルマッサージは控えたほうがいいと言われています。ここでの取り入れ方としては部分的に浸すようなケア(ピチュと言います)。乾燥を感じる人が刺激を与えずに、潤す程度です。
オイルマッサージは血行を促し、老廃物を排出させる効果があると言われています。専門家の医学的な治療や診断を優先させ、自己責任で行ってください。

心地よいマタニティライフを

妊娠から出産までの十月十日。
さまざまな身体や心の変化を過ごされていることだと思います。

「大変さ」を感じているのは、それだけ「大きな変化」を過ごしているからです。

あなたが、心地よく、満たされた気持ちで過ごしていくことが、
自分にとっても赤ちゃんにとっても一番の栄養なのではないかと、
私自身もこの期間を通して感じています。

マタニティライフを過ごしている方、妊娠を希望する方に対してはもちろん、今回のTIPSは日々のケアとしても生きる智慧があるのではないかと思います。

自分自身が心地よい、と感じる人生を♡

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

MAMI


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