いつも花丸を。
私は、人に優しく自分に厳しい。
こう聞くと良い人ですね、と思いがちかもしれないが、私はそうは思わない。
なぜなら必ずしもそれが幸せとは限らない。
私が今まで出会った人たちの中で、いつも幸せを感じられる人の特徴は、『人に優しく、自分にも優しい』。
私は自分に厳しいとは言っても、ストイックではない。
しかし、振り返るといつも自分に対して褒めることができない。
仕事からの帰り道は、脳内で今日のプレイバッグをしてこうすれば良かったかな。とか、自分にはこれが足りてないな。と考えるのがルーティン。
寝る前には、早く寝ようと思ってたのにダラダラしてお風呂に入るのが遅くなり、結局目標時間に寝れない自分に苛々してしまう。
肌荒れすると、食生活が荒れていた最近の自分に怒れる。
元々の性格と育った環境、思考や物事の捉え方の癖によって現在の私が形成されている。
性格で言えば、完璧主義で負けず嫌い、責任感が強い。
どれも社会的には褒められる要素だが、同時に自分を苦しめる要素でもある。
自分を許すことや花丸をあげることがとても難しい。
人に優しくするのは、簡単だ。
自分だって色々な失敗をしたり欠点だらけなのに人を責めることはできない。
次に失敗するのが自分だったら?
それ普通しないよね、って言われるのが自分だったら?
(まず普通がなにかが難しいのだけれど。)
そう考えると、とてもじゃないけど怒ったり陰口を言ったりなんて出来ない。
完璧な人なんていないし、人は凸凹なところがあるのが当たり前だから。
だから私は、その人自身をそのまま認めて接することができる。
人にはできるように、そのままの自分を認めてあげたいと思う。
思うことは簡単だ。
それを実践するのは難しく、時間がかかる。
それでも、少しでも自分を許したり、褒めたりしていきたい。
食べ過ぎても、どうせまた食事見直す時期が来るから大丈夫って。
早く寝れなくても、ゆっくりお風呂は入れたからよかったねって。
そうやって捉え方をほんの少し変えて、私はわたしにいつも花丸をあげたい。
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