2022年10月の記事一覧
松下幸之助氏の「想い」とサステナビリティ経営/SX
国家国民の繁栄と発展のために
10月6日付日経新聞に『貯蓄から投資へ未完の挑戦 「1億総株主」幸之助翁の先見』と題する記事が掲載されていました。これは、日本の家計金融資産が貯蓄から投資へとシフトすることの重要性について解説したものです。
その題材となっているのが、パナソニック創業者の松下幸之助氏が、今から半世紀以上前の1967年に雑誌「PHP」に発表した「株式の大衆化で新たな繁栄を」と題する論
伊藤レポート3.0と価値協創ガイダンス2.0
8月31日、経済産業省は伊藤レポート3.0(SX版伊藤レポート)と価値協創ガイダンス2.0を公表しました。
2014年公表の伊藤レポートでは、日本企業がイノベーション創出力を持ちながらも持続的低収益に陥っているという課題認識を踏まえ、資本効率性の向上(資本コストを上回るROEの達成)を企業に要請しました。
2017年公表の伊藤レポート2.0では、中長期的な企業価値向上のためには、人的資本や知的
人権尊重はサステナビリティ経営の基盤
9月25日付日経新聞の社説で「企業は人権問題への対応急げ」と題する記事が掲載されていました。「企業活動において人権尊重は不可欠な要素。人権尊重に積極的でない企業は評判を落とし、製品やサービスの競争力を失う。米欧では人権を軽視する企業が、取引から締め出されつつある」という内容です。
2011年に全ての国と企業が尊重すべきグローバル基準として、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」が国連人権理事会で