まめおむ

まめ・おむというアラサー女子ふたりが日々の感じたことをエッセイにしたためたものです。 …

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まめ・おむというアラサー女子ふたりが日々の感じたことをエッセイにしたためたものです。 大学からの友人同士です。 mameはまめが書いた記事におむが挿絵を担当、 omomはおむが書いた記事にまめが挿絵を担当。

最近の記事

読書について 21.08.30_omom

去年、友人とブッククラブを始めた。クラブと言っても夫と友人の3人で月に1回カフェに集まって課題本について感想を言い合っているだけだが、これが結構楽しい。(絶賛会員募集中)今月の課題本はドイツ人哲学者ショーペン・ハウエルの「読書について」という本だ。著者曰く、読書とは他人にものを考えて貰う行為で、多読すると次第に自分で考える力を失ってしまうそうだ。なので、悪書を読まず良書だけを読み、読んだ後で自分で思索する必要があるという。  うちは家にテレビを置いていない。テレビがあると、

    • 家にいたい  2021.08.31_mame

       自分はインドア派なのかアウトドア派なのかでいうと、完全にインドア派である。 休みの日は家にいることが多いし、趣味と呼べそうないくつかのことも、インドアでできるものだ。 外出が嫌いなわけではない。ただ、周りの声や歩道ですれ違うひとたちの気配が昔より苦手になった。人とぶつかりそうになると、自分がよけることの方が多いし、電車で座っても、隣に一人でも多く座れるように荷物に気を遣う。 お店に入れば店員さんの気配や話しかけられそうな雰囲気を読み取ってしまうし、バスに乗ったら降

      • 大切な感覚 21.07.31_omom

         先日「パーフェクトセンス」という映画を見た。世界が原因不明の感染症に襲われ、人類が五感を次々と奪われていくというパニックSF映画だ。嗅覚から始まり、味覚、聴覚と、立て続けに感覚機能を失っていく様子は恐ろしいもので、遂には視覚を失い世界が暗闇となった所で映画は終わる。しかし考えてみると、エンディングを迎えた時点でまだ、触覚が残っているのだ。映画の中で触覚を奪わなかったのは、触覚というものが人間にとって一番大切な感覚だからではないだろうか。あるのが当たり前すぎて、改めて考えた事

        • 東京オリンピック 2021.07.31_mame

          オリンピックが始まった。どの競技をチェックしようとも考えず、正直あまり興味もなかった。開会式を見るまでは・・・。 開会式をみると、あれ、こんなにたくさん海外の選手たちはいつの間に日本へ??と思ってしまった。開催するのだからみんな来るのは当たり前なんだけど、実感がなかった。 元々かなり運動神経が悪く、得意なスポーツは皆無。中学・高校ではかろうじて運動部だったけど、ベンチ要員が常。まともに試合に出たことはない。幸い友人には恵まれたので、楽しい部活生活ではあったけど、スポーツで活

        読書について 21.08.30_omom