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ある阿呆船 (五行詩/五行戯詩もどき)

——ある阿呆船にのってきました 
坊主頭の右翼の兄ちゃんがそう呟きました 
——海はねえ それはそれは深い青でしたよ 
マドリードにゆく筈が着いたのはここでしたよ 
——それは災難でしたね 答えたぼくはまだうぶでした

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