注文住宅でやっておくべき電気配線【ポータブル電源に切替可能】
これから注文住宅の建設を予定している方必見!!
注文住宅で前もって施工しておくべき電気配線
をご紹介しています。
電気配線と聞いて
照明やコンセントの取り付け場所は既に決めてあるから参考にならない!
電気配線はよくわからないからプロにお任せする!
と感じた方がほとんどではないでしょうか。
この記事で紹介する『やっておくべき電気配線』は
「コンセントはここに設置すべき」とか「照明はここに設置すべき」みたいな、
生活が快適になるおすすめの間取りを紹介する内容ではありません。
節電のために「電力会社の電気」と「ポータブル電源や蓄電器の電気」を切替できるよう電気配線を工夫しておきましょー
という内容です。
ポータブル電源や蓄電池はもっていない!という方でも問題ありません。
ポータブル電源や蓄電池の電気を使わないときは、普段とおり「電力会社の電気」で生活すればいいだけ。
ソーラーパネルやシガーソケットでポータブル電源を充電したけど使い道がないなぁ。。。
こんなときに、
「電力会社の電気」から「ポータブル電源の電気」を切り替えて電気を無駄にならないよう活用する
ことが可能になります。
節電効果は絶大!!!
近年、一方的な電気代の高騰で悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
去年と同じ家電、同じ電気の使い方をしていて電気代が上がる!って意味がわからない。
例えば、
同じドライヤーで髪の渇きが1.5倍速くなった♪
同じ髭剃りでスピードが1.5倍速くなった♪♪
お風呂の換気スピードが1.5倍速くなった♪♪♪
このように電気の質が向上したのなら電気代が上がっても仕方ないかって思います。
でも、
使っている電気の質は全く変わらないのに料金だけ上がる
っていうのが納得いかない!!
いろんあ事情があって仕方ないのだろうけど、、、やっぱり納得いかない!!!
照明をこまめに消したり、使わないコンセントをこまめに抜いたりしても、大幅に電気代が下げることはできませんよね。。。
そこで、電気代を劇的に安く抑える対策として導入したのが
『電源切替ができる電気配線』
です。
本記事では、
『電源切替ができる電気配線』の節電効果や注意事項、導入に必要な図面
を詳しく解説しています。
注文住宅建設時ではなく、現在使用中の分電盤に電源切替機能を追加することもできる対策なので是非最後までチェックしてみてください。
注文住宅でやっておくべき電気配線の概要
注文住宅でやっておくべき電気配線の概要は
電力会社から電気を受電している分電盤の他に切替器付の分電盤を設置し、「電力会社の電気」と「ポータブル電源の電気」を切替できるようにしておく
という内容です。
ちょっと難しく感じるかもしれませんが、
「普通の分電盤」と「電源切替機能付分電盤」に分けて電気配線をする
というイメージ。
実際に取り付けた切替器付分電盤がこちら
我が家は「普通の分電盤1面」「切替器付分電盤2面」を設置しています。
右側の切替器付分電盤には「リビングの照明」「リビングのコンセント」「ガレージの電源」
左側の切替器付分電盤には「2階の照明」「2階のコンセント」「脱衣・お風呂場の電源」
という分け方をしました。
容量の大きいポータブル電源に切替えると、
電力会社の電気を使わずに生活する
ことだって可能です。
電源切替ができる電気配線の節電効果
『電源切替ができる電気配線』のおかげで、我が家の電気代は3,000円以下をキープしています。
4人家族でこの電気代は安すぎる!!
我が家の電気の使い方はこんな感じ
冬場はガス暖房を24時間使用
ドライヤーや電気ケトル、オーブントースターをケチることなく使用
夏場はエアコンをケチることなく使用
日中はテレワークでパソコンを長時間使用
思う存分電気を使ってもめちゃくちゃ安い。
『電源切替ができる電気配線』導入のメリットがこちら
電力会社の電気を使わずに生活できるようになる
停電のときポータブル電源で照明やコンセントを使用できるようになる
日頃使わないポータブル電源を有効活用できる
ポータブル電源を使わないときは普段とおり電力会社の電気を使用できる
効率的に電気を使いながら節電もできるので、
これから注文住宅を建設する方には絶対に導入してください。
後付けで導入するよりも見栄え良く簡単に施工できるはずです。
『電源切替ができる電気配線』は画期的な節電対策ですが、
この対策だけでは電気代を劇的に安く抑えることはできません。
他にも
『自作太陽光発電システム』と『料金プランの見直し』
といった対策が必要になります。
3つの対策を組み合わせることで大幅な節電が可能!!
他の節電対策に関しては、下記で紹介する関連記事を参考にしてください。
⇒ ⇒ ⇒ 『自作太陽光発電システム』の作り方はこちら
⇒ ⇒ ⇒ 『料金単価が変化する電力プラン』はこちら
工夫した電気配線にするときの注意点
『電源切替ができる電気配線』には多くのメリットがありますが、
導入するとき注意すべきポイントもしっかりあります。
注意すべきポイントがこちら
1つの回線に消費電力の大きい家電を集中させない
電力会社のみの回線(切替不可の回線)をいくつか残す
切替えてはいけない家電を回線に含めない
安全に電源切替器付分電盤を運用するための注意点を詳しく解説していきます。
1つの回線に消費電力の大きい家電を集中させない
消費電力の大きい家電(ドライヤー、電子レンジ、ホットプレート)を1つの回線に集中させてしまうと
同時に稼働させたときにブレーカーが落ちてしまう
可能性が高まります。
1回線に使われるブレーカーの容量は15Aが一般的です。
ドライヤーとホットプレートで考えてみると
消費電力1200Wのドライヤーの電流・・・12A
消費電力1300Wのホットプレートの電流・・・13A
2つ合わせて25A
15Aまで使えるブレーカーに25Aの電流が流れてしまうとブレーカーが落ちてしまいます。
消費電力の大きい家電を使用するコンセントは1つの回線にまとめるのではなく分散させましょう。
ちなみに、
ポータブル電源で給電中に消費電力の大きい家電を使ってしまうと、
ブレーカーが落ちる前に容量不足でポータブル電源が停止。切替器付分電全ての回線が停電してしまう
という可能性があるので注意してください。
電力会社のみの回線(切替不可の回線)をいくつか残す
切替器付分電を操作するとき瞬間的に停電が発生しまうので
切替できない回線(常に電力会社の電気)をいくつか残しておきましょう。
例えば、
キッチン周りのコンセントはいくつか切替不可の回線
にしています。
理由は
ホットプレートや電子レンジのような消費電力の大きい家電を長時間使う場合、ポータブル電源で稼働させるのは難しい。
からです。
ポータブル電源で使える回線、使えない回線を前もって把握しておきましょう。
切替えてはいけない家電を把握しておく
家電の中には、常に電気を通電させて使用する製品があります。
例えば以下のような家電
冷蔵庫
Wifiルーター
デスクトップPC
給湯機
テレビ
これらの家電を切替器付分電で使用するのはおすすめできません。
切替器付分電を操作したときに発生する瞬間停電で家電を痛めてしまう可能性があるからです。
ちなみに、
我が家ではテレビと給湯器を切替器付分電の回線で使用していて、通算100回以上瞬間停電で再起動させていますが壊れずに使えています。
瞬間停電が家電にどの程度の悪影響を及ぼしているのか把握できていませんが、
大事に長く使いたい家電は切替器付分電に回線に含めないようにしましょう。
注意点さえ把握すれば『電源切替ができる電気配線』はメリットしかない
ここまでの記事を参考にすれば電気配線を工夫するだけで、
プチ太陽光発電生活ができそう!
節電効果がめちゃくちゃありそう!!
日頃使わないポータブル電源を有効活用できそう!!!
と感じて頂けたのではないでしょうか。
実際に我が家は『電源切替ができる電気配線』を活用して、
電気代がめっちゃ安くなるし効率よく電気を使えている感覚が楽しい
と実感しています。
ですが、このような生活を送れているのも私が好きでやっているから!です
『電源切替ができる電気配線』の内容を見て
理屈はわかったけど難しそう!電気を扱うのは怖い!
と感じた方は挑戦しないようお願いします。
切替器を利用した電気配線なので「電力会社の電気」と「ポータブル電源の電気」がぶつかることはありません。
しかし、
電気が通電しなくなる!家電が壊れる!可能性は0ではありません。
ちょっとしたリスクを承知の上で、『電源切替ができる電気配線』を導入したい!
という方だけ挑戦してください。
導入さえしてしまえば、
電力会社の電気をそのまま使い続けるもよし!
ポータブル電源の電気を給電するもよし!
太陽光発電システムと接続するもよし!
いろんな使い方ができます。
頑張って『電源切替ができる電気配線』を導入し快適な節電ライフを送りましょうー。
注文住宅でやっておくべき電気配線の配線図
ここからは、実際に我が家が施工してもらった配線を例に『電源切替ができる電気配線』について解説していきます。
紹介する配線図は私のアイデアから設計したもので電気屋さんに施工を依頼したとき
「これめっちゃいいっすね!自分の家でも採用させてもらいます!!」
と言ってもらえるほど画期的な配線図です。
DIY好き!ポータブル電源を有効活用したい!方にかなりおすすめ
受電の際、電力会社の検査でOKが出るかどうか微妙な内容だったみたいで電気屋さんがうまいこと対応してくれたみたいなので、導入したい方は電気屋さんに相談してみてください。
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