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重ね煮のすすめ

「重ね煮」を知って、毎日のごはん作りが楽になった。

きっかけは、Instagramで見つけたレシピ。
こんなにシンプルな作り方で大丈夫?と半信半疑で試してみたら、それが本当に本当に美味しくて。

疲れた心と身体に染み渡る、ほっこり優しい味。
特別な材料を使ったわけでも、手間をかけたわけでもないのに旨味が大爆発している。
美味しすぎて箸が止まらない。

私の重ね煮初体験の思い出だ。

さて、改めて重ね煮とは。
簡単に言うと、食材を「陰陽論」に基づいた順番に重ねて、蒸し煮する調理法のことである。

無水または少量の誘い水でじっくり火を通す作り方もあれば、最初から水を加えて比較的短時間で仕上げる作り方もある。

基本の味付けは塩のみ。
これだけで、驚くほどに美味しい。

陰陽論といっても難しいことはなく、好きな具材を食べやすく切り、重ね煮の図で示されている通りに鍋に入れるだけだ。
組み合わせもアレンジも自由自在。

例えば、キャベツ、玉ねぎ、鶏もも肉の重ね煮に、ブラックペッパーを振って洋風スープ仕立てにしてみたり。

ある日の朝ごはん。
重ね煮がメインの定食。


あるいは、エリンギ、かぼちゃ、生姜、豚薄切り肉の重ね煮に、水と味噌を足して味噌汁にしてみたり。

ある日の朝ごはん。
重ね煮味噌汁に大葉をトッピング。


必死にレシピ検索しなくても、調味料をたくさん揃えなくても、〇〇の素を買わなくても良い。
鍋一つで完結する。

重ね煮は、ごはん作りに疲れてしまった私を救ってくれた。
料理って楽しい。
ごはんが美味しくできたら、それだけで幸せ。
そんな風に感じる余裕ができた。

これから先もずっと、私を支えてくれることだろう。
明日は何を食べようか。
今夜もワクワクしながら眠りにつく。

【参考サイト】


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