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No.⑩四国ドライブお遍路:第六日目【修行の道場~高知編~】-2/2

高知市内の山間にある清瀧寺を出発して次は南へ向かいます。宇佐大橋を渡る時の海がとても素敵です。
泳ぎたい!って思うのですが、まめはちは修行中です。我慢、我慢。

海水浴客でにぎわう綺麗なビーチ。

第36番札所:青龍寺(しょうりゅうじ)

35番札所清瀧寺を出発して約50分で次の青龍寺へ到着

青龍寺についての解説

創建:弘仁6年(815)
本尊:波切不動明王(のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん)
アクセス:良好
駐車場:境内まで徒歩2分程度

駐車場は隣接してます。何とも雰囲気のある駐車場。
何とも言えない落ち着きを感じる仁王門です。
国の重要文化財である愛染明王像が祀られる本堂(のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん)
大師堂(南無大師遍照金剛)

青龍寺の見どころ(まめ助&はち助のおススメ)

仁王門をくぐるとこの様な、なが~~~い石段の洗礼が待っております。
本堂の向かいに立つ西国三十三観音像
波切不動明王像。海の安全祈願に御利益があるそうです。

まめ助&はち助のちょっと一言

(まめ助)いきなり現れたのは、なが~い、なが~い階段の洗礼。少し登っただけで、はち助は口癖の「ふぅ~、ふぅ~。足から乳酸がでる~」を連発。帰り道では団体お遍路さんとすれ違いました。しかも超年配の方々です(推定:70歳を超えた方々)まだまだ負けてられんぞ!はち助!

(はち助)一年前に訪れた時もこの長い階段にへこたれそうになったことを思い出しました。でも、今年もちゃんと登りきりました。登った先に待つ景色と達成感は、毎回格別です。
はぁ、とは言え、昨年より遥かに体力が落ちていることを実感。在宅が増えて、出張が減って、歩くことが極端に減ったせいだろうと、ヨガを始めたけど月1〜2回じゃ追いつかないか。来年は、まめ助におんぶして登ってもらうかな。


第37番札所:岩本寺(いわもとじ)

36番札所青龍寺を出発して約1時間20分で次の岩本寺へ到着

青龍寺までは高知市内を効率的に移動できましたが、ここからは少々距離が離れます。

ドライブお遍路は道中も楽しみの一つです。普段見れない景色を堪能しながら次のお寺を目指します。

ドライバーは、まめ助からはち助に交代!

岩本寺についての解説

創建:天平年間(729~749)
本尊:下記
●不動明王: なうまく さんまんだばざらだん せんだまかろしゃだ そはたや うん たらた かんまん
●観世音菩薩: おん あろりきゃ そわか
●阿弥陀如来: おん あみりたていぜい から うん
●薬師如来: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
●地蔵菩薩: おん かかか びさんまえい そわか
アクセス:良好
駐車場:境内まで徒歩3分程度

駐車場は3カ所ほどあるので注意。仁王門正面の駐車場が一番近いかな。
ん?何だか様子が違うぞ?って思わせる仁王門。
本堂。実はこの中にもアートな秘密が隠されています。
大師堂(南無大師遍照金剛)

岩本寺の見どころ(まめ助&はち助のおススメ)

駐車場から仁王門に向かう途中。
何と仁王門にもアートが!
夏らしい演出です。気持ちが明るくなるね。
境内にカフェスペース?
本堂の天井には全国から寄せられた575枚の絵が敷き詰められています
中にはマリリンモンローまで。何とも近代的な。
「お遍路や 蓮で休むは 夏とんぼ」by まめ助

まめ助&はち助のちょっと一言

(まめ助)このお寺に説明は不要です!ナウです!ナウ!(死語)現代アートとの融合です。お大師様が見たらなんて言うだろうかな?
境内のすぐ後ろにはローカル鉄道が走っていて何とも素敵な雰囲気のお寺です。まめ助お気に入りのお寺です。

(はち助)随所に散りばめられたパステルカラーのイラストと咲き誇る可愛い蓮の花、涼しげな風鈴の音、夏のにおい、電車の音etc目も耳も鼻も楽しませてくれます。疲れた体と脳に刺激を与えてくれる、なんとも異国情緒溢れる、強烈なインパクトのお寺でした。


さあ、高知旅二日目ということもあって、二人とも調子づいてきました。

当初の計画では、本日は37番札所岩本寺で終了。この後は四万十市の宿に移動の予定ですが、時刻は現在14:10です。

このまま予定通り今日の宿に直行すれば15:00くらいには到着できそうな勢い。早い時間から打ち上げする贅沢も選べましたが、ここは自分に厳しく行こう!

と言うことで緊急まめはち会議開催。よし、予定変更!今日中に足摺岬まで移動して金剛福寺へ行こう!となりました。

まめはちのIBSシステム(行き当たり・ばったり・システム)発動の瞬間でした。


第38番札所:金剛福寺(こんごうふくじ)

37番札所岩本寺を出発して約2時間で次の金剛福寺へ到着。当初の予定では明日の朝から太平洋の朝日を見ながら移動する予定でしたが、急遽長距離ドライブとなりました。

金剛福寺についての解説

創建:弘仁13年(822)
本尊:三面千手観世音菩薩(おん ばざらたらま きりく)
アクセス:良好
駐車場:境内まで徒歩2分程度

広い駐車場。周囲にはたくさんの石像があり何だか独特な雰囲気。
仁王門。金剛力士像は赤い体をしており異国の雰囲気を感じます。
本堂の三面千手観世音菩薩は弘法大師作(おん ばざらたらま きりく)
大師堂(南無大師遍照金)

金剛福寺の見どころ(まめ助&はち助のおススメ)

池を中心に広がる境内の風景が何度見ても素敵です。
頭をナデナデすると御利益が頂ける大師亀。今にも動きだしそうな迫力!
本堂の周囲を取り囲む百八仏。とてもカッコよく圧巻です。
歴史の風格を感じる多宝塔。

まめ助&はち助のちょっと一言

(まめ助)はるばる足摺岬まで来たぞ~!と実感させてくれます。まめはちはドライブお遍路にもかかわらず、運転には少々疲労感を隠せませんが。
歩きお遍路さんに感服するお寺です。
足摺まで来るとお遍路も中盤戦に差し掛かったと実感します。

(はち助)こちらのお寺も昨年の記憶が蘇りました。ここまでくる道のりも長いですが、わざわざ訪れたくなる何かがあると感じています。境内に入ると、全てがパワフルで雄大!特別な世界観が待っています。ここは、まめはちが心地よくパワー充電できるお寺です。


予定を変更して頑張った高知二日目も無事に終了

さあ、予定を変更して足摺まで頑張りました。あとは四万十町の宿を目指します。移動には一時間ほどかかるかな。まあ安全運転でのんびり行こう!

逆光の万次郎さん。今年もはるばるやって参りました。

ジョン万次郎像に挨拶をして、いざ四万十へ戻ります。
昨年は足摺スカイライン(岬の山を抜けるルート)を移動しましたが、曲道の連続で景色も面白くなかったので、今回は岬の西側ルートを選びました。

一時間ほどで四万十市のホテルに到着!お楽しみはこれからだ!

さあ、反省会という名のご褒美打ち上げスタート

宿に荷物を置いたら急いで外へ。今回もまめはちの嗅覚に引っかかった居酒屋へ飛び込む。帰りの車の中から電話で予約を入れたので準備は万全。

まだ外が明るい6時から乾杯!今日も暑い中よく頑張った!自分たちで自分たちの労を労うこの一杯が格別です。

美味しい料理と美味しいお酒と楽しい会話。誰にでも平等に訪れる1日をいかに有意義に過ごすことができるのか?全ては自らの行動次第。そんなことを実感させてくれるのがお遍路の魅力のひとつですね。

この時間が永遠に続けばいいのに。って思える至福の時間です。

宿での二次会に備え、名残惜しさを我慢しながらお店を出ます。入店時にはお客さんが少なかった1階も満席状態。今は日曜日の19時。外はまだ明るい。

ホテル近くのスーパーへ買い出しに向かう途中で、ちょっとした人混みに遭遇。
近づいてみれば、そこは神社の夜祭が開催されていました。ほろ酔い気分で階段を登ると境内には地元の方が大勢集まっていました。神楽のお祭りです。

ふたりで境内を一周して足早にホテルへ戻ります。もちろんスーパーで二次会の買い出しは万全。

昭和浪漫を彷彿させる広い部屋で二次会スタート!

こうして高知旅二日目の夜が更けて行きました。

今日のお宿は中村プリンスホテル。落ち着いて良い雰囲気ですぞ。
おなじみの、まめはち嗅覚で探し当てた居酒屋。お刺身が絶品だった!
気持ちよく酔って外に出たらまだ明るい。神社の人だかりに吸い込まれてみると、神楽に大勢集まってました。


今回も最後まで見ていただいて有難うございました。

明日はいよいよ高知旅の最終日です。「修行の道場」高知から「菩提の道場」愛媛へ突入します。

次回も見てくださいね!それではまたお会いしましょう!

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