見出し画像

格闘キッチン

日常の、無意識下でのストレスだと思うことのひとつに、シンクの汚れがあるのです。

食器が片付いてないとか、洗ってないものが置きっぱになってるとか、そういうことじゃなくて(あ、そういう当たり前のことじゃなくって?)、シンクの水垢とか黒いカビみたいなのとか。

うちは築20年くらいの賃貸マンションで、設備はわりと古いんですよ。水道の蛇口は旧式だし、シンク周りも昭和っぽいタイル貼りだし。さすがにシンクはちゃんとステンレスですよ? けど全体的に昭和の匂いがします。いや、昭和は嫌いじゃないです。私には平成の匂いってわかんないし、昭和の匂いのがまだ身近だし。

まぁだからキッチンの水垢の話ですよ。設備が古いから、水道の根元なんかにはパッキンとかが見えるわけです。パッキンて腐食するでしょう?別に汚れるわけじゃなく、古くなると何となく黒カビちっくな色が端からついてきたりする。そういう色が視界にあるとね、何となく汚れ物が置いてあってもいいか~という雰囲気が出るというか。言い訳? いや言い訳です、確かにね。ちょっとくらいどっかの色が古くなっていようが、ピカピカにはできるわけですからね。でも何となく古びた色って汚れ物にやさしいじゃないですか!

つまりはそういった色は怠け者精神を最大限に勇気付けるということなのです。多少シンクに水垢ついてようが黒カビ発生してようが、むしろ統一感出るというか。洗い桶だったり三角コーナーに物が溜まって、生活感が出て初めて完成形になるというか!

…………言い訳ですよ。知ってますよ。

私もね、そこでこれが完成形です!って開き直ってしまえばいいんですけど、やっぱり微妙にじわじわ嫌になるわけです。だってあんまり綺麗じゃないもん。洗い物して食器や生ゴミがなくなっても、綺麗になった感じもしないし。きっちり掃除できた感がないから、ずるずる怠け癖が出て、またすぐに洗い物溜めちゃうし。一人暮らしだもん、誰の迷惑にもならないもん。てなったら洗うのだってやる気になった時で充分だし。

けど、自分の管轄内に汚いところがあるって、ストレスだと思いませんか。

それでよしと納得してても無意識にストレス感じてる気がしませんか。

というわけで、昨年の私は、年末の大掃除に一念発起して、シンクの中にあったもの全部をシンク外に出しました。三角コーナーと水切りは捨てました。洗い桶は残ってますが、水回りの洗剤を置いたり、洗った鍋の水切り用に流用して、シンクの中は空にしました。

あと、コンロの周りもできるだけ物を除けて、普段使いしないものは棚の中にしまいました。調味料の類いも最小限です。今実際にコンロ周りに置いてあるのは、オリーブオイルと塩こしょうだけ。

とにかくシンクに平面の部分を多く作る努力をしました。これで何が可能になるかと言うと、使うたびにシンク&コンロの乾拭きが労力最小限でできるのです!

水垢なんか絶対につけない!私の今年の目標ですよ~、自分ではけっこう思い切った感のある目標です。何しろ元が怠け者ですから。自分以外に自分を律するものがいない一人暮らしですから。

今のところ毎日乾拭きできてます。もうシンク使わないなと思ったあとにシュッシュッと拭いて、ストレスゼロのキッチン完成です。

シンクの乾拭きは、何もやってない日でも達成感があるので、ちょっとオススメしたいです。拭く習慣をつけるために、かわいいクロスなどを揃えちゃうのもオススメです。もちろん古い布を掃除のために保存していらっしゃる人もいるとは思うのですが、そうじゃなくて見た目も良い、かわいい布物を毎日使っているという満足感も良いものだと思うんです。

いつまで続けられるかなぁと、私自身に不安もあるので、ここで記事にしておきました。格闘の相手はいつでも自分みたいです。ああ、なんかダイエット思い出した。キッチン綺麗にしてたらダイエットも成功しないかなぁ。


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはすべて私への愛に変換されます。ありがとうございます、私も愛してます!