127 子たちの視線の先に

子たちの視線の先に、その親の働きぶりがある。

親が自分の仕事のことをわが子に語ることができるかどうか。

語る人
語らぬ人
語れぬ人

まさにそれぞれだが、子は成長するにつれ、親に感謝して生きている。
親の仕事、働く姿勢を1番よく見ている。

超一流といわれる研究系大学を除き、多くの大学が「キャリア教育」や「インターン」の大切さをうたって久しい。現場での体験や少人数議論を重要視し、社会に役立つ人材を育てると口をそろえる。

しかし、残念ながら、大学教員は大学の中で育つ人がほとんど。民間企業経験は皆無に近い。上に痛めつけられ、下に愛想つかされる中間管理職の辛さは想像でしか分からない。

子にとって、1番大事なのは、いつの時代も、その子の親の働きぶりだ。

家庭教育力ともいえる。

笑顔でわが仕事に打ち込み、やりがいを熱く語る大人は、そばで見ていて、カッコいい。

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