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社説を読む 遺贈のための環境整備について

こんにちは。

今回の社説は、「遺贈」についてです。

遺贈とは、遺言書を作成して、自らの死後の財産をNPO団体や慈悲団体に寄付することです。
私は初耳でした。

では、読んでいきます。

※注意事項
 ・あくまで社説を読んだ上での個人的見解です。
 ・政策に興味はありますが、深く知っているわけではないので、
  至らないコメントも多々あります。

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毎日新聞(2021年7月4日)
遺産の寄付と社会貢献 志生かす環境を整えたい
https://mainichi.jp/articles/20210704/ddm/005/070/101000c

【要約】
○遺贈への関心が高まっている。
 (背景:東日本大震災、コロナ、少子化、生涯未婚の増加)
○日本の遺贈は海外より格段に少ない。
 理由1:情報不足。遺贈したくてもできない。
     ⇒整いつつある。(自治体体制強化、協会の設立)
 理由2:税制度が不十分。
     不動産や有価証券の場合、含み益に所得税がかかる。
      ⇒制度を整えるべき。
 理由3:寄付文化が定着していない。
     ⇒遺贈は自分の遺志によって将来をより良くできるものである
       という意識を広げるべき。

【感想】
①遺贈の環境整備や意義を周知して、本当に遺贈する人は増加するのか。
確かに遺贈へ関心のある人が多くなっているというデータがありましたが、関心がある人の中で実際に遺贈をしたという人のデータはありませんでした。

なので、環境整備したとしても実際遺贈する人がどれくらいいるのかわかりません。

②遺贈ができなくて困っている人の規模感がわからない。
遺贈したいけどやり方がわからないという人のために環境整備をすると思うんですけど、困っている人がそもそも少ないならやる意義は薄れてしまいます。

③遺贈ではなく、生前に寄付すれば良いのでは。
遺贈に興味があるということは、つまり慈善団体への寄付に興味があるということなので、わざわざ手続きのよくわからない遺贈をするより死ぬ前に寄付をすればいいだけではないでしょうか。

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以上です。

明日からまた1週間が始まります。
憂鬱ですが、頑張りましょう~


~おわり~


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