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星のような月のようなアカマンボウ

『内なる町から来た話』(ショーン・タン作)の表紙には、奇妙で美しい魚が描かれています。この魚は アカマンボウ 。そう、実在する魚なんです。

さて、皆さんはアカマンボウという魚を知っていますか?
体表は銀色に輝き白い斑点が広がります。その様子はまるで星空のよう。英語では moon fish とも呼ばれます。色鮮やかな赤い鰭もとても美しく目を惹きます。
アカマンボウと名がついていますが、実はマンボウとは異なる生きもの。見た目がマンボウのように平たくよく似ていますが、マンボウとは違って赤身で筋肉質、まるでマグロのような味がするそうです。日本にも生息していて、地域によっては市場にならぶこともあります。体長2mほどにまで成長するため、この本の表紙のイラストは実物大くらいでしょうか。

マンボウでないなら何なのか?というと、時折登場しては世間を騒がすリュウグウノツカイと同じアカマンボウ目に属する魚類です。そういわれると、銀色の体表や赤い鰭が似ているようにも見えてきますね。

『内なる町から来た話』では、空を泳ぐムーンフィッシュとして登場します。空を泳いでいても奇妙な感じですが、星空が写り込んだような見た目から考えると空を泳ぐほうがあっているのかもしれません。

クリスマスまでに何か1つ記事を書こうと思って、この星のような美しい魚「アカマンボウ」をテーマにしてみました。赤い色もクリスマスらしいかなと。

『内なる町から来た話』(ショーン・タン作)は、動物をテーマにした25の物語が描かれています。ショーン・タンの物語は、どこか自分の身近な物語のようで遠い異国の話のようで現実のようでそうでないような世界観が好きです。よかったらこの機会に読んでみてください。

ではでは

この記事で ひとでちゃん@地球レーベル のアドベントカレンダーに参加しました♪ 他の記事ものぞいてみてくださいね🎄
みなさま素敵なクリスマスを〜★☆


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