JKとしての最後の授業日が過ぎて。

あんまりJKらしいことが出来ないまま卒業になってしまいそうだ。

高1の頃は別室登校からの不登校。高2で通信制高校に転校しても、みんなのように学校(授業)に行けないことが多かった。

学校行きたいのにドクターストップにされたり、何度も繰り返された入院に邪魔されたり。

本来なら、彼氏作って、部活に打ち込んで、放課後JKして…。

私は数ヶ月間しか「全日制高校での普通のJKライフ」を送ることが出来なかった。

この3年間の高校生活、私は自由のない病棟で沢山の制限に縛られて生きてきた。

「こんなところで何してんだろう」って、何度も何度も保護室で泣いた。

病気の原因を作ったあの人たち以外は誰も悪くないけど、キラキラしているみんなを羨むことが何度あったことか。

それでも同い年のみんなと同時期に卒業する為に、病棟から学校に通ったり、食堂やベッドの上で精神科医達やナース達とレポートをやったりした。

病気と闘いながらも、自分なりに頑張ったんだと思う。

みんなのように毎日学校に通って、授業を受けて、部活をして…とは行かなかったけど、病気を患ってる私なりに精一杯頑張れたと思う。

2度と半袖は着れないし決してきれいな腕とは言えないけど、その腕は私の頑張った証。

限界まで、いや、限界をとっくに通り越してでも努力して手にした青春は、私の一生の宝物だ。

もう残っている学校行事は卒業式のみで、授業も終わってしまった。

学校でも泣いていることがあったけど、最後の最後くらい笑顔で卒業したいと思う。

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