高校卒業後の私の進路
3月7日で通信制高校を卒業する私。
高校卒業後の私の進路。
実は決まっていないのだ。
遡ること数ヶ月前。
私は看護学校を受験しようとしていた。
通知表の内申点はいい方だったので、推薦で受ければ余裕で合格出来ただろう。
それなのに何故看護学校の受験を辞めたのか。
その理由はいくつかあるが、やはり精神疾患を患っている私には、まず看護学校を卒業することが出来ないと思ったからだ。
私は精神疾患になってから、じっとしているのが苦手だ。
その為、授業などで長時間座っていることが難しい。
看護学校に入って授業を受けるとなったら、1日何時間も座ってなければいけない。
私にそれは出来ないと思った。
それに看護学校では厳しい実習がある。
健常者でも辛いと言われている実習を乗り越えられる自信はなかった。
私の心はかなり傷つきやすく、注意されたらすぐ落ち込む。凹む。メンタルは激弱。
そんな私に実習が耐えられるわけない。
さらに問題なのは腕の傷だ。
これはどの仕事に就いても困ることだ。
手首から二の腕までびっしりで、何度も縫合し、ケロイド化した傷が残っている。
学生の身分で長袖を着ることは許されないだろうし、隠す術もない。
そして何より看護学校の受験を辞めたきっかけになったのは、やはり「精神疾患を患っている」ということがあるからだ。
小1で抱いた、小さい頃からの夢だった、看護師。
もちろん諦めたくなんかない。
でも、今の私には出来ない。
普通に考えて入退院の繰り返しで、ろくに中学も高校も通えなかった奴が、そう簡単に病気を治して支える側にはなれないことに気づいた。
確かに、心の痛みは誰よりも知ってるし、経験してきたからこそわかることも多くあるとは思っている。
でも、どんなに支える側になりたくても、支える側に「なりたい」のと、「なれる」のでは訳が違う。
きっと、今の私は「なりたい」気持ちは誰よりも強くあるけれど「なれる」には程遠いのだと思う。
だから、今は仕方ない。
他人の治療を手伝う前に、自分の治療に前向きにならなければいけない。
そこから始めないといけない。
私は躁転すると「通院も薬も集団療法もいいや」となり、オールしたりと生活リズムが崩れがちだ。
でもそれは病気を悪化させる原因にもなる。
だからそこをまず治す。
その為に自立訓練に通おうと思う。
幸い障害者手帳も持っているし、自立訓練の事業所と自分のやりたいことが合っているか見学に行って合っていれば通えることになりそうだ。
まずは自分の人生を立て直すことから始める。
もう病気に支配されて日常生活が送れない、なんてことにはならない為に。私は私の人生を精一杯生き、幸せだったと思える人生を送る為に。
今までの人生、病気に支配されがちだったけど、もうそうはさせない。
正直健常者よりつらいことは多かったと思う。
だから今度こそ健常者並に、いや、健常者以上に幸せになってみせる。
ここから人生取り返す。
今まで沢山つらい経験をしてきたから、ここからは幸せが多くあると信じたいね。
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