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障害児の子育て ここだけはおさえよう 3つのコツ

こんにちは、えりくです。

noteまで足を運んでいただき
ありがとうございます‼

障害児を持つ親の相談機関は
たくさんあります。

しかし、一人で抱えていて
なかなか相談出来ない人も多いんです。

そんな人たちの手助けになりたいと思い
SNSで発信を続けるようになりました。

今回は数ある相談機関の中から
私を選んでいただき
ありがとうございます。

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このnoteでは
私が今まで受けてきた相談内容
それに対するアドバイスや
子育てに対する思いをお伝えします。

障害児をもつ親は様々なことで
悩みを抱えています。

つきっきりで仕事が出来なかったり
病院通いが多かったり
日々生活するのが正直しんどいですよね。

そんな方たちの助けになればと思い
自分の体験もふまえて
書いていますので参考にしてみてください。


目次 (3)



1.自己紹介

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まずは簡単に私の紹介をしますね。

えりくは神奈川の横浜に住んでいます。

保育士歴20年、園長になり8年目になります。

発達心理学の研究もしております。


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家族は妻と息子が一人います。

息子は生まれて5分息をせず
重症仮死症と診断。


新生児スクリーニング検査で
耳が聞こえないことがわかりました。

通常の遺伝子はXYですが
息子はXXXXYという遺伝子異常がみつかり
『クラインフェルター症候群』という
病名がつきました。

10万人に1人と言われています。
簡単に言うと、手足が長くなったり
関節が抜けやすくなったり
無精子症になりやすいんです。

アレルギーもあります。
検査で39品目中38品目が数値として出ました。

さらに斜視もあり眼鏡をかけています。

生まれて1年間様々な告知があり
さあどうすると悩みました。

しかし、妻も保育士なので
路頭に迷うというよりも
どう楽しく生きていけるかを
話し合って考えていきました。

耳が聞こえないことについては
医者に人工内耳を進められました。

手術で埋め込むんです。

こんな小さな子に手術はしたくない。

色々調べて手話という世界を知りました。

そして息子の第一言語は
手話にすることを決めました。

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いろいろあるけど
こうして家族で激しく楽しい人生を
歩み出したわけです。

病院・療育通いがあり
大変なこともたくさんありますが
日々の生活を楽しんでいます。

息子は今年小学校1年生になり
歩行はまだ出来ないけど
毎日笑顔で過ごしております。

おかげさまで連携機関との情報を
仕事に生かせているので
一石二鳥なんて思ったりもしています。


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2.障害児の子育て ここだけはおさえておこう 3つのコツ

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保護者からの相談・地域の方からの相談など
年間100件以上の子育てに関する
相談を受けています。

子育てに悩んでいる人
発達障害で悩んでいる人は
たくさんいます。

今回は数ある相談の中から
『障害児子育て ここだけはおさえておこう
3つのコツ』を紹介します。

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多くの保護者の方が
食事についての悩みを抱えています。

まずは子どもがどのような状態か
見ていく必要があります。

ポイント
①集中できる環境であるか
②喫食状況はどうか     
③時間は決まっているか 


①集中できる環境であるか

まず環境を考えてみましょう。
気が散る環境になっていませんか。

例えば玩具が見えている状態なら
気が散って当たり前ですよね。

玩具は隠すようにしましょう。


②喫食状況はどうか

食事自体が嫌なこともあります。
喫食状態を把握し
量の加減をしてあげましょう。

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③時間は決まっているか

時間を決めてあげると
徐々に集中できるようになります。

事前に知らせたり
タイマーを使うと効果的です。

幼児で20分~30分
小学校低学年で15分くらいが
目安となります。



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この相談があると
「うちもですわ~」と答えています(笑)

夜寝なかったり夜中起きたりの悩みは
多いですね。

我が家の工夫と
園の保護者へアドバイスして
成功した事例です。

ポイント
①活動量を増やす     
②電子機器を夜は見ない  
③朝は必ず同じ時間に起こす


①活動量を増やす

活動量を増やすことで疲れますよね。
疲れて寝るが一番習慣づきます。

動的な活動を多く取り入れてみましょう。

保育園に通っているなら
協力してもらっても良いですね。


②電子機器を夜は見ない

YouTubeなどの電子機器は
脳を興奮させます。

時間を決めて行いましょう。

特に寝る前は見ないようにしましょう。

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③朝は必ず同じ時間に起こす

これはうちの園の子で
成功した事例ですが
どんなに遅くに寝ても
決まった時間に起こします。

こうすることで眠いけど
活動をせざるを得ない
状況を作るのです。

毎朝必ず同じ時間に
起きるようにしてみてください。


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指示を出しても全く聞かなかったり
内容が理解できていないことも
ありますよね。

こんな時は指示が入る工夫を
する必要があります。

ポイント
①自分に言われていることを理解させる
②言葉以外で情報を入れる
③静かな場所で伝える


①自分に言われていることを理解させる

自分に対して言っているのかを
理解していない場合があります。

しっかりと目を合わせて
話すようにしましょう。

また、しっかり名前を呼んでから
伝えるようにすることで
自分のことだと理解します。


②言葉以外で情報を入れる

言葉で(耳から)情報が
入らないこともあります。

写真・絵など視覚からの
情報を入れるようにしましょう。

この子には何が入りやすいのかを
知ることが大事です。


③静かな場所で伝える

他の情報が入らないところで
しっかりと向き合っていきましょう。

静かな場所でしっかりと
伝えることが大事です。

簡単に諦めずに
根気よくいきましょう。

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3.私の子育て論

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自分の子どもに障害があるとは
思いもしませんでした。

でもね、いろいろあるけど
生まれた時に驚かなかったのが
本音なんです。

なんでかなと振り返ってみると
もともと健常と障害の
境界がなかったように思います。

どんな人間でも
得意・不得意がありますよね。

単純に困っている人に
手を差し伸べるだけでいいと思ってます。

よく「私のせいで」と
自分を追い込むお母さんがいます。

そんなことは絶対ないのです。

お母さんの能力が高いから
少し手のかかる子が選んできたんだよ
と伝えるようにしてます。

うちも両親保育士だから
息子は選んできたとしか思えませんもん。

大変なことはたくさんありますが
自分を追い込まずに
楽しく子育てしたいですよね。

子どもの心を見ながら
楽しく暮らしをすることが
私の子育てのモットーなんです。

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4.教育施設のこれから

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これからは自分で知識を得ていく
時代になっていきます。

AIやICTが進歩していき
今ある職業の70%が
無くなるとも言われてます。

ではこれからの時代は
何が必要なんでしょうか。

保育の世界では
「非認知能力」と言われています。


自ら学んだり考えていく力が
必要となります。

『主体的に社会を生き抜く力』ですね。

ということは
教育の方法も変えていかなければ
なりませんよね。

今までのように
先生が子どもに一方的に
教える教育ではダメなのです。

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例えば理科の実験を想像してください。

昔は実験手順を先生が示して
やりましたよね。

今は手順なんて
スマホが教えてくれます。

これからの時代は
実験自体をやるかやらないか
実験はなんのためにやるか
実験に必要なものは何かを
仲間と対話し考える。

仲間と考えて主体的に活動する力
大事なのです。

自分で考えて行動出来る人ほど
社会で通用する力を身につけるのです。

教育のあり方を見直しながら
これからを生きる子どもたちを
大事にしていきたいですね。

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5.自分たちの社会は自分たちで創る

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「えりくさんは最終的にどうなりたい」
と聞かれることがあります。

保育園の園長をやりながら
障害児をもつ親を支えていきたい。

でもね、本当の最終目標は
自分たちの社会を自分たちで創る

ヨーロッパでは市民が公園で
政治の話をしています。

それが本当に政治に反映されたりも
するんですよね。

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自分たちで社会を創れば
誰もが助け合える世の中に
なっていくと思うんです。

親は先に死にます。

息子に残せることはなにか
それは住みやすい社会なんです。

そのためには活動し続けるしか
ないのかなと思っています。


6.まとめ

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障害を持つ子の支援を紹介しました。

まだまだ多くの支援方法はあります。

大事なのは我が子の特性を知り
適切な支援をすることです。

我が子が障害を持っているからと言って
自分のことを責めないでください。

仲間は必ずいます。

しっかりと吐き出してください。

相談場所がなければ
いつでも相談に乗ります。

また、さらに障害児の支援方法を

深く学びたい方はこちらを

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次回は心理学も絡めた
子育ての理論についても
お話していきますね。

ではまた会いましょう。

ありがとうございました。

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