読書「99%の人が気づいていないお金の正体」~お金よりも大切な“信用”という価値~

堀江貴文著の「99%の人が気づいていないお金の正体」を読みました。普段のNews picsやホリエモンチャンネルなどで語られているホリエモンの頭の中がギュッと凝縮された感じがして大変勉強になりました。

本書で勉強になったところの感想を書きたいと思います。

”お金の本質は信用であり、信用される人間になればお金も仕事もあとから自然とついてくる”

お金を稼げる人はなにか特別な資格や能力を持っている人とぼんやりと思っていました。間違いではないのかもしれませんが、本質は「信用」であり、信用や公認するために資格があるのかなと思いました。信用を表すメーターは資格からSNSフォロワー数に変わりつつあると思います。SNSリテラシーを高める努力が必要なのかなと思います。

貯金は美徳、節約は美徳というプロパガンダ

貯金が美徳という考えは政府と金融機関のプロパガンダであると述べられています。銀行は国民が口座に預けたお金を貸し付けて潤っており、私たち自体は低い金利で大した徳も無く、ATM手数料だけとられて損をしています。私もキャッシュレスの波に乗っていろいろと支払い方を変えています。ATM手数料の無駄がなくなるだけでなく、手が汚れないため衛生面でも非常にいいです。財布を持ち歩かなくてもよくなったのも身軽でいいですね。預金するのももったいないということで最近は積み立てNISAも始めてみました。お金の使い方について現金を支払う、預金する以外の使い方をどんどん学んで取り入れていきたいと思います。

将来的に生き残るのは仕事を生み出せる人

AIに仕事を奪われた未来では、終身雇用は存在しなくなり、人を雇わなくなると述べられています。その中で活躍できるのは仕事を作り出すことができる人。非常に胸が痛い内容です。会社になんて飼いならされていないと言い切れない自分がいて、この先、収入を得続けることができるのだろうかと不安になります。

最近、趣味を仕事にする人をよく見るようになりました。YoutubeやSNSの存在が大きいと思います。私が好きなものはなんだろう。収益化するためには・・・?ユーチューバーになることは手段の一つでしかなく、こうした収益化できる趣味を見つけることが大切です。考え続けたい課題ですね。

消費税は20%まで上げて法人税を下げるべき

昨年から消費税が10%に上がりましたが、少子高齢化の日本ではもっと消費税を上げて法人税を下げるべきと述べられていました。また、法人税を下げることで外資系企業を日本に呼び込めると書かれています。これまで私はイチ消費者目線しかなかったため、消費税を下げてほしいなとしか思っていませんでした。たしかに消費税は子どもからお年寄りまで納めるもの。一方で法人税はサラリーマンなど生産人口の多くから納めるもの。これからますます少子高齢化が進むと法人税での税収は安定しなくなると思います。お年寄りの負荷を上げるべきとは思いませんが、日本を衰退させないためにも消費増税、法人減税が必要なのかもしれません。

税金の仕組み、使い方を勉強するのは大切ですね。だれも教えてくれないことなので、しっかり自習していきたいと思います。また、お年寄りに偏った政策がとられないように、しっかりとマニュフェストを読んで選挙に行きたいと思います。

所有を捨てることで生まれる価値

最近はサブスクリプションやシェアリングエコノミーが流行っています。従来は本やDVDを大量に並べたりしていましたが、最近はネットでダウンロードして読むのが主流となっています。

最近は本を買って読むことが増えており、あまり部屋のなかが圧迫されつつあります。メルカリなどで売るのも一つですが、Kindleを試してみたいなと思います。初期投資が必要ですが、荷物が重たくなくなるといった効果が得られそうです。

Airbnbも最近はやってきたサービスです。まだ試したことが無いのですが、こんないい部屋にこんな値段で!?といったものもあります。試してみたいです。そして実家の部屋などもAirbnbで売り出したらいいんじゃないかな?と思うようになりました。意外と人気になるかもしれません。

日本のエンタメ業界で進まないVIP席の導入

ジャニーズやディズニーランド、コミックマーケットでは悪い意味での平等主義が続いています。どの席も同価格、ファストパス、前日からの開場待ちなどはどれも悪平等主義の塊と述べられております。みんなにチャンスが与えられるので平等ですが、それによって主催者側は利益を上げるチャンスを逃しているともいえます。前日からの徹夜といった行為は努力が美徳の日本に合ったやり方なのかもしれませんが、こうしたやり方を続けるのは間違いかもしれませんね。

カジノを拠点にインバウンドを呼び込めばいい

横浜などで誘致を検討しているカジノですが、ホリエモンはカジノを設けることでカジノだけでなく、インバウンドからも利益を狙えると書かれています。

カジノの設置は否定的な人も多いです。横浜で誘致することを決めたときも治安が悪くなるといった意見が多く、あまり好意的な報道はされていません。私は治安が悪くなるとは考えにくく、開場したら行ってみたいなと思います。前にオーストラリアに行った際に小さなカジノに行って少しだけ遊んだことがあるのですが、独特の雰囲気でセレブになった気分がしました。あの雰囲気は田舎のパチンコ屋さんの類ではありませんでした。ぜひ富裕層向けの施設を作ってもらって日本を活気づけてもらえたらと思います。

また、お年寄りのウケが良いためかメディアは否定的な報道が多いです。たまに肯定的な意見も見受けられますが、周りから否定的な意見を浴びせられてシュリンクしてしまっています。もう少し若手向けの報道がされてほしいものです。それが出来ないから視聴率もジリ貧になっているのでしょうが・・・。

クラウドファンディングを利用して面白いことをする

最近ではクラウドファンディングを利用していろいろなことに挑戦する人が増えています。私もこれからクラウドファンディングで自分の趣味に価値をつけていきたいなと感じています。そうなると、やっぱりアイディアの価値が高まるなと感じております。人と違うアイディアを思いつく人、それを見合った方法で宣伝し、お金をまわせる人が求められるのではないかなと思いました。仕事を作り出せる人もこの能力を持った人だと思います。ただ、資格勉強では身に付かない内容なので、各人が模索していかないといけないです。

セルフブランディングを意識することで信用を勝ち取れる

ホリエモンはあえてブスっとした表情をしてパブリックイメージを意識的に調節していると書かれています。そうしてフィルターをかけることによって人払いをすることができます。また、自分のイメージを植え付けることで客の心を掴めば信用がゲットできているため、お金がついてくると述べられています。

あえて愛想を悪くするという考えには、そんなやり方もあるのかとおどろきました。また、セルフブランディングをすることでイメージが信用という価値につながるという考えも斬新です。

どんなイメージが良いのかは一人ひとり異なると思います。自分のやりたいことによっても変わりますし、性格に合ったブランディングでないと精神的に疲れてしまいます。自己分析、他己分析で自分を知ることが大切なのかなと思いました。

~終わりに~

コロナウイルスの影響もあり、経済は停滞し、これから不況に入ると思います。私の会社でも残業は制限され、アフター5の自由な時間が増えました。この時間を何かに当てられないかとずっと考えておりましたが、収益化する趣味を見つけるための時間とセルフブランディングを考える時間に使いたいなと思います。

ネット検索やSNSが発展した現代では、どんな情報でも簡単に手に入れることが出来ます。そのなかでは、通り一辺倒でないオンリーワンの情報に価値が生まれるのかなと思いました。そのためには、挑戦をし続ける必要があり、アフター5でいろいろとやっていけたらと思います。個人だけでなく、グループで活動(大人の部活動?)をしていっても楽しそうです。

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