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旅のカタチ2

 大学進学のため、春から東京に住んでいる娘に会いに行く。それが、今回の旅の目的。
 お休みを2日いただき、週末と祝日をあわせて、4泊5日の旅だった。ご時世的に心配なことも多い出発だけど、「ゆっくりしてきてね」「よかったね」と、快く送り出してくれた職場の仲間に感謝。

 東京に住む娘とは、原宿で待ち合わせ。古着屋を巡り、竹下通りではない原宿を楽しんだ。夜、娘の家に向かい、ワンルームに家族4人。狭かったけど、娘の部屋を訪問できた安心感と何からしてあげようかと思いを巡らせていた。私の母もそんな思いだったんだな。
 娘の春の引っ越しには職場の制限があり、ついて行くことができず、母としての仕事ができなかった。引っ越しに行ってくれたのは夫。ちゃんとちゃんと過ごせるように、整えてくれていた。キッチンの狭さと、北海道のような機密性のない部屋ゆえの寒さと、坂道と…、不便なのはそれくらいかな。住む場所があれば、ちょっとの不便も乗り越えて住めるんだとわかった。
 大家さんにもご挨拶ができて、この旅の目的を果たすことができた。

 それからの3日間は、横浜を拠点に、中華街や行ってみたかった鎌倉へ。大仏が見えた時には、心がすぅーっと吸い込まれるようだった。

同じ1時間半の電車でも、北海道内の移動とは全然違ってて、Suicaがあればどこへでも行ける。何度も何度も改札を出入りするたびに、すっと気持ちが切り替わる。そんな経験をした気がした。


北海道とは違う、時間の進み方

普通って何だろう

 当たり前は、当たり前じゃないんだと気がついた今回の旅。だからと言って何かができるわけではないけれど、これからずっと考えていきたいテーマに出会えた。 


 旅のカタチは色々で、今までは「帰ってきちゃったね。でも家が落ち着くわー。」なんて言っていたけれど、今回は帰ってきてからもずっと、もやっとしている。娘のおかげで、考え方が変わりそう。背筋を伸ばして颯爽と歩きたい。


そして、雪。
でも、食べ物はやっぱり北海道だな。





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