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【AI小説】2.初春の恋、その甘酸っぱさ

2020年の2月上旬、冬が春へと転じる微妙な季節の中、私の心も静かに変わり始めていた。出会いの場は現代の魔法、マッチングアプリ。

■不思議な縁

彼女は29歳の看護師、美しい名を持つ美優さんだった。驚いたことに、彼女からイイね!が送られてきて、我々はマッチング。彼女のプロフィール写真では黒髪のショートボブ、その笑顔が実に可愛らしかった。私は黒髪ショートの女性に弱いのだ。

■初めての会話

彼女のメッセージは短く、テンポよく2、3通送られてくる。その早さとユーモラスさに引き込まれ、彼女との会話に夢中になっていく。

■運命のデート

彼女とのメッセージのやり取りが始まってから2日後、私は週末に飲みに行こうと提案した。私はそんな勢いで進めるのが好きだ。特に、相手からイイね!が来た時は、早い段階でリアルな出会いを求める。

待ち合わせ場所は池袋の焼き鳥屋。お店で現地集合を決め、ワクワクした気持ちで待ち合わせの日を迎えた。

実際に彼女に会ってみると、写真よりもさらに可愛らしく、それにざっくりしたニットで胸のラインが強調されていて、私のテンションは上がる一方だった。

■思い出の焼き鳥屋

私たちが選んだお店はL字カウンターのこじんまりとした焼き鳥屋。このお店は新鮮な鶏肉を使った焼き鳥や唐揚げ、そしてハイボールが自慢。そして何より、全面禁煙という環境が心地よかった。

カウンターで横並びに座りながら、焼き鳥のおまかせセットや唐揚げを頼む。彼女は看護師で、企業向けの健康診断の施設で働いているとのこと。夜勤は無く、ほぼ定時で仕事が終わるという、まさにホワイトな職場で働いている。

■彼女のライフスタイル

現在は都内の実家で暮らしている彼女。驚くべきことに、彼女には門限があり、夜の22時には家に帰らなければならない。シンデレラより門限が早い彼女に心奪われた。

彼女は最近、一人暮らしを始めるための物件を探しているという。元カレも実家暮らしだったらしく、彼女は自由な時間を過ごす家デートが恋しかったようだ。

■彼女の好み

彼女の好きなものは日本酒と鶏肉。それを知って、今回のデートで焼き鳥屋を選んだのだ。彼女が美味しそうに料理を食べてくれる様子に、私の心は満たされていった。

しかしながら、彼女はビールやマグロ、レバー、ウニ、イクラなど血なまぐさいものが苦手だという。日本酒好きなのにそれらの海鮮が食べられないのは少し勿体ない。

そして、衝撃的な事実が...彼女、モンブランが嫌いだというのだ!私自身、モンブランが大好きで、自己紹介で「まんぶらん」というニックネームまでつけているほど。それを知ったときのショックは、言葉に表せない。

■終わり

その夜の詳細は思い出せない。

そして翌日、次に会う日程をLINEで決めたものの、気づけば彼女からブロックされてしまっていた。彼女との会話はとても楽しく、何がいけなかったのか疑問に思う。

おそらく、私のモンブラン愛が彼女にばれたからだろう。

次回、新たな出会いに期待を膨らませながら...

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