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【たなまち農園日誌 20190403】 〜17分の距離〜

時間をいただいて、知事選の期日前投票に行ってきた。

実家から徒歩20分の距離のところに区役所があり、普段は自転車か地下鉄で行くのだけれど、久しぶりにそこまで歩いていくことに。

待ったりするのは嫌だし、すぐに戻りたいと思っていたので、投票の開始時間ぴったりにいくことにした。

徒歩時間、17分で到着。

そしたら、投票はまだ開始していなかった。
あれ、開始時間を勘違いしてた。

結局、30分待つことに。
これが、僕がおっちょこ町と言われるゆえん。
この抜けているところを本当になんとかしたい。

待つのもなんなので、30分、近くを散歩することにした。
散歩していると、室見川の下流部分に行き着いた。

僕は、この室見川の上流付近で農業をするつもり。
上流部分でどのような農業をするかで、この下流の生き物や、都市で生活している人たちに何らかの影響はかならずある。
だからこそ、まっとうな農業をしようと思っている。

さて、歩きながら思ったこと。
17分の距離ってどれくらいだろう。

実家の西新から区役所まで、徒歩で17分。歩いた距離はせいぜい1.5km

福岡天神から、僕が今住んでいる二日市まで、電車で17分。距離にして15km

博多から、北九州の小倉まで、新幹線で17分。距離にして70km

全部同じ17分だけど、移動距離は全然ちがう。

どれも移動にかかった時間は同じだから、新幹線が1番移動効率がいいのかな。
たしかにそうなのかもしれないけれど、移動中に得られる情報の量は全く違うと、僕は思う。

僕が家から区役所から歩いた17分間、本当にたくさんのもの出会いがあった。

満開の桜。
颯爽と横切っていった猫。
誰かと待ち合わせしているのか、タバコを吸う外国人。
思ったより澄んでいた、室見川の川底。

たしかに、新幹線から見える景観もあるのだけれど、それとはまた違う。

なかなか時間もとれないけれど、時にはちょっと歩くのもいいなと感じた1日でした。

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