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小児科医の私が「ママ友」になりたかった理由


ママ友ドクターのnoteをお読みくださりありがとうございます。
noteではNeo発達外来と称して発達の悩み相談を中心にまとめていく方針ですが、あまり更新出来ず、すみません。

Instagramやアメブロの方は定期的に更新できてますので、そちらもお読みください。


ママ友ドクター®︎SNSリンク
 https://linktr.ee/mamatomo_doctor


改めまして…。

私は、小児科専門医・子どものこころ専門医・小児心身症学会認定医
「ママ友ドクター」の愛称を持つ3児の母、
にしむらゆみ と申します。

重度の障害を持つ姉と育つ。周囲からの障害への理解や協力が得られず苦しんだ母を助けたいと医師を志しました。

2011年より都内大学病院小児科勤務、発達外来を新設。

2020年から、コロナ禍で気軽に相談できる場を失ったママたちのため

に“ママ友ドクター“というオンライン母子支援活動を開始。

長男の発達特性に悩んだ経験と専門知識から

ママ目線の医師としてYou TubeやSNSでも情報発信を行い、

ウェブセミナーやライブ配信の発達個別相談を行うようになりました。

私は小児科医として10年以上、

大学病院専門外来などを通じて発達特性のある子とその保護者へ

毎日の子育てで取り入れてほしいちょっとした療育的スキルや声がけ(褒め方)、

子どもの言動の解釈の仕方など伝えています。


一般小児も同時にずっと診察してきたため、のべ1万人近い子と

その親と触れ合ってきた計算になります。

では、現在、どうして小児科医ではなくて

「ママ友ドクター」を名乗って活動しているの?

って疑問に思いますよね。


私がこのネーミングを使う理由。

それはママ友感覚で相談してほしいからです。

発達のことだけじゃなくて、日々の色んなこと相談に乗りたくて。

気軽な雑談をしてほしいと思って、

それが名前からストレートに伝わるようにと使ってます。

もちろんこの「ママ友ドクター」が生まれるきっかけがありました。



ある日、外来に発達相談に通っていた
5歳と9歳の男の子ママがこう言った。

「乳癌が再発して余命宣告受けた」
「息子が成人するのを見届けられない」
「今やるべきこと、教えてください」と。

留学経験もある優秀な医師である彼女。
私の顔をあまり見ずに淡々と語ってくれた。

医師は客観性を保つため診療の際には、
個人的な感情を挟まず個人的な付き合いは
すべきではないという
暗黙の業界ルールが
彼女と私の間の邪魔をした。

ホントは、
彼女の無念さが伝わってきて
その場で一緒に泣きたかった。

診察室の外で同じママとして何かしてあげたいと強く願った。

何ができるかはわからなかったけど、人として、同じママとして
何かしたいと感じた。

けれど、彼女もプロだ。
私にプライベートまで関与されるような、「ママ友」になってほしいのか正直わからなかった。

プロとして動揺を隠しながら私は
医師としての業界暗黙ルールを守り話し続けるしかなかった。

この日、診察室にいて白衣きてるだけじゃ、
ホントの意味でママに寄り添えないと痛感した。

小児科専門医、小児心身症学会認定医、子どものこころの専門医という資格があっても「医師」には超えられない壁があった。

私は、家族に寄り添う医師になるのではなかったのか?

自分の母や姉に全く寄り添ってくれない医師に対して
悔しい思いをしてきたのではないか?



以来、ずっと診察室の外に出てママ友みたいに役立ちたいと
思っていました…

そして2020年1月に3人目の産休に入り、出産と同時に前代未聞の感染症の流行が始まって

子育ての相談先に困ったママがネット中にあふれ出した。

「大変だ、なにかしないと」

そこで中止になった乳児健診の解説動画のYouTube動画制作に
取り組みました。

恥ずかしいから、大学にも家族にも内緒で。

2021年はより発達特性のあるママ達向けに発信をシフトし、

それこそ、オンラインで出会えたママ友らの協力のおかげで

毎月のように発達専門の小児科医として子育てで参考にしてほしい

情報をSNSやセミナーなどで提供できるようになりました。

そして、2022年は、ママ友ドクターとして、自治体の研修会に講師として呼んで頂く機会にも恵まれました。


また、個別相談やライブ相談会、ママ会イベント等で

少しずつ直接ママと話せる機会も増えました。

YouTubeやママ会イベントが、海外に住むママ達にも役立っていることを知りました。


病院復帰は2023年度を考えていますが、、、、

多忙な病院勤務に戻ったら、

ママ友ドクター活動はどこまでできるのか、わかりません。

自分が納得できるように今やれることを取り組むことにしています。

ママ目線医師として?
医師目線ママとして??
私なりに前に進みます、ご期待ください。

どうぞ応援してください。

特性のある子どもたちの子育てについて伝えたいことが山ほどあるワケで…(こちらはamebloになりそうです)

最後までお読みくださりありがとうございました。




\ママ友ドクター にしむらゆみ/
小児科専門医
小児心身症学会認定医
子どものこころ専門医
KidDevelopReach代表・会員制ママ会VARY主宰

ママ友ドクター®︎ホームページ https://mamadoctor.net/
ママ友ドクター®︎リンクツリー https://linktr.ee/mamatomo_doctor

個別コンサル予約、VARYお申し込みサイト
https://reserva.be/mamatomodoctor






最後に。

最近、私が気をつけようと思うこと。
それは「私が作ったパンケーキ」を
みんなに食べさせようとしないこと!
だって、良いママ友ってさぁ
「美味しいパンケーキ屋があるよ〜」って教えてくれたり、お土産に
のオススメのパンケーキを買ってきて
くれる、そういう存在だよねw
 (この例え、伝わるかしら?





ママ友ドクターになるきっかけになった切ない秘話

皆さんこんにちは、新しい年になりました。
ママ友ドクターも2年ぶりに帰省して過ごしております。

家族で過ごす時間とは、かけがえの無いもの。しかし、オンライン時代になりママ友ドクターという活動を始めてしまったが故に、いつでも隙間時間でSNS発信しようとする自分がいて、気持ちがゆっくりできません。
タイピングのしすぎが原因と推測できる「テニス肘」の診断もうけてしまいました。

なので、来年の目標は、お正月はデジタルデトックスしながら過ごすこと!にします。今年の目標の一つはnoteをたくさん書く!にし
最初の投稿は、ママ友ドクターの誕生秘話と活動を続ける理由について、にしました。(テニス肘用のサポーターを装着しながら打ってます)

みなさん、、ママ友ドクターにしむらゆみです。
私は小児科医として10年以上、大学病院の専門外来担当医などを通じて
発達特性のある子とその保護者へ毎日の子育てで取り入れてほしい
ちょっとした療育的スキルや声がけ(褒め方)、子どもの言動の
解釈の仕方など伝えてきました。発達専門の小児科医と肩書にしていますが、一般小児も同時にずっと診察してきたため、のべ1万人近い子とその親と触れ合ってきた計算になります。

発達特性の有無に関わらず、前向きに我が子に向き合える― 
それを応援するのが小児科医の使命のひとつです。
だから、例えば乳児健診はほとんどの小児科医にとって母子支援の一環なのでとても大事にしています。
私がYouTubeを始めたのも、乳児健診がコロナ禍で中止になり困っている親子が日本中にいると知った時、乳児健診の解説やお悩み解決動画を届けようと思ったことが理由です。

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