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『メクルメクいのちの秘密 ピカピカの赤ちゃんが教えてくれた』
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『いのちのために、いのちをかけよ』の著者、産科医の吉村正先生のもとで、助産婦をされていた岡野先生の本。
『いのちのために、いのちをかけよ』は、哲学的な内容で、お産に関してはわりとふわっとしか書かれていなかったんだけど、
こちらの本は、お産をより専門的な視点で解説してくれていて、だけど医療に携わってない人にも分かり易い!
自然なお産がなぜいいのか?
それは、体は完璧だから。
お母さんにとっても、赤ちゃんにとっても、体の面から見ても、心の面から見ても、自然に任せることが、一番だと言える理由がしっかりあるんだな〜って納得。
妊娠やつわりは病気じゃないと言われるけれど、実際病院ではマニュアルに沿って、病気同様に管理されている。
何千年も何万年も、人は赤ちゃんを産み育ててきて、それは自然の営みだった。今のようにたくさんの医療介入がおこなわれるようになったのは、ここ一世紀にも満たないくらい最近のことなんだそう。
医療を否定するつもりはないけれど、本当にこんなにたくさんの医療介入が必要なの?という気持ちから、3人目のお産は助産院を希望した。
1人目は微弱陣痛で促進剤だった。
2人目は予定日超過で促進剤打つも心拍低下で中止、翌日自然に陣痛がきたけど最後に心拍下がり吸引分娩だった。
吉村先生の本と、岡野先生の本を読んで、2人のお産の時、こんな選択肢もあったかも、こんなことも出来たかも、だからこうだったのか、とか想像したりもしたけど、それが良いとか悪いとかじゃなくて、2人のお産でそうなった意味に思いを馳せれて、やっぱり知識も大事だなと改めて思った。
どんなことにも意味があると思ってるから、2人を病院で産んだことや、2人のお産に後悔しているわけではない。
こうやって時間が経っても、子どもたちからのメッセージを受け取れる経験ができて、すごく幸せなことだと感じてる。
でも、よくあるお産のイメージのように、痛い、大変、苦しい、寂しい、っていう感情が多かった。
だから次は、心も体も満たされる、気持ちのいいお産がしたい。
病院の先生や助産師さんに、産んでもらうんじゃなくて、私と赤ちゃんの力で、そして家族と一緒に、いのちの奇跡を感じたい。
人生観が変わるほど、その後の子育てや人生にも大きく影響するほどの、幸せなお産も存在するそうで、
そんな幸せなお産のエピソードを知ったら、
お産ができることは女性に生まれた特権で、そんな特別な感覚を味わうことが出来るなんて、なんて幸せなことなんだろう、味わい尽くしたい、ってお産が楽しみになった。
もちろん、お産の日、お産の瞬間が全てじゃないし、どこで産むにしたって自分次第ではあるのだけど、
本を読めば改めて、いのちの誕生の奇跡に感動するし、人間に元々備わっている完璧すぎる仕組みを、邪魔したくない!存分にその機能を発揮できるように整えていたい!と思わずにはいられない。
病院で産むのが良いとか悪いとかじゃなくて、助産院で産めば幸せなお産が保証されるわけでもなくて、
どれだけ本気でいのちと向き合えるか、どれだけ自分に素直になれるか、ってことなのかな〜と。
自分を解放する、マイナスな感情を手放していく。それが結局、吉村先生が言う「感性的認識」で生きるってことになるのかな。
「ごろごろ、ぱくぱく、びくびくしない」
この妊娠期間は、とにかくこれを徹底できるように、頭に入れときたい。
実はひとつ前の記事↓の気持ちに至ったのも、この本を読んでいる時。
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