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【詩】「海をのみこんだ女達」「あいのおわり」

そういえば、私が最初に創作といえるようなことを始めたのは、「詩」だったな、と思い出し、恥ずかしさを乗り越える練習を兼ねて、詩を投稿します。39年前の19歳の私と39年後の58歳の私の作品です。19歳の時のものは、当時読売新聞に「女の詩 女のうた」という詩のコーナーがあってそこに載せていただいたものになります(私の数少ない実績(;'∀'))


「海をのみこんだ女達」

宇宙の創造主の一瞬の夢を
生命は悠久の時をかけて
進化する
いつしか
生命を育んだ太古の海は
女達にのみこまれ
その体内に移った
女達のからだのなかで
生命は守られ
人類の数億年の歴史を 10か月で駆け
神秘のとき
女達は夢をみる
人類の歴史を夢みる

1984年8月5日 19歳


「あいのおわり」

ありがとう のひとことで
あなたは
あっさりと
あしたにむかってあるきだして
あたしをおきざりにした

いえることなんてなかった
いごこちのよさに
いつめーとるいじょうのきょりがあって
いつだってじゃまをした
いまはもうかこだ


2023年12月1日 58歳

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