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漫画著者×ママリ編集者対談📝小学生のお金トラブル『2000円持ってきてね』星河ばよさん編

ママリ編集者のみやざわが、気になる漫画著者の方をお招きして、漫画の背景について語り合う対談企画。今回は、小学生の息子たちとの日々をインスタグラムで漫画化している星河ばよ(ほしかわ・ばよ)さんをお招きして開催しました!

この対談の登場人物


※ 記事内では敬称略で記載させていただきます

みやざわ:小5男子、小3女子の母
星河ばよ:小6男子、小3男子の母
小学生育児について、熱く語らせていただきました🔥

1.『2000円持ってきてね』作品の魅力

漫画『2000円持ってきてね』はこちらから読めます

みやざわ:毎月、ママリに掲載させていただきたい漫画を探してインスタ等をうろうろしているのですが『2000円持ってきてね』を読んだときはめちゃくちゃドキドキしました。
「あ、これうちの子(小5)もやりかねないわ」
とすごく自分事化できたんです。

とにかく2000円という金額が、ありそう感満載。わが子も「友達と映画を見に行く。映画代1000円、ポップコーンセット600円だから2000円ちょうだい」とよく言ってくるんです。だから「2000円」にすごく反応しました。

星河ばよ:このお話は実際に起きてから1年くらい寝かせて、もろもろ思い出しながら描いたものです。漫画化したいとは思っていたものの、書き方によって読者に嫌な思いをさせたくないな~とか、考えながら描きました。

常々「炎上がこわい!」と思いながら漫画を投稿していますが、この作品はたくさん共感のコメントや「勉強になった」などの声をいただいて、すごくよかったと思っています。

2. 小学生親が恐れる「お金にまつわるトラブル」

みやざわ:本作はママリに掲載した際も、非常によく読まれていました。息子さんが悪びれもせずに「友達にお菓子を買ってあげた」と報告するシーンから始まるこの作品。

みやざわ:もうこのシーンだけで小学生親はゾワゾワするのでは…。「おごる」「おごられる」という関係性って小学生にはまだ早いように感じるけど、小学生は意外と何気なくやってしまったりして。この行動がどう発展するか想像しないからこそ、無邪気にやっちゃうんですよね。

星河ばよ:そうなんです。結局この「小さなおごり」から「遊びに行くために2000円持ってきて」「そのお金で自分の分もおごって」という友達からの要求につながってしまったので…。

あのトラブル以降、

・お友達には金を貸してはならない
・自分が食べたいものだけ買う
・お菓子屋さんに行っても相手がお金を持ってないなら買わない

という約束をして、もうトラブルにならないようにしています。

3. 親の顔がわからない、小学生親の世界


みやざわ:トラブルが起きたとしても、相手の親と顔見知りで気心知れていたら、親同士で相談してうまく解決できることもあるんですよね。

でも、小学生になると「子ども同士は仲がいいけれど、親とは会ったこともない」という状態がザラ。コロナ禍で余計に、学校で顔を合わせる機会もないし。

星河ばよ:はい。このトラブルの相手もご近所ですが顔見知り程度で、それほど気心知れているわけではなかったので、もし学校が介入してくれなかったら、解決が難しかったかもしれません。

みやざわ:星河さん自身が、ご友人と情報交換できていたのも、心強かっただろうなと思いました。

みやざわ:どうしたらいいかわからないとき、頼りになるのはママ友ですよね。

星河ばよ:そうですよね。話せる相手がいてホッとしました!

4. 育児の「不安」「失敗」も漫画に


みやざわ
:今回の『2000円持ってきてね』もそうですが、星河ばよさんの作品は、育児で感じられた心配ごとや失敗も、そのまま描いているところが好きです。

うちの息子は星河さんの長男・タロくんにとても似ている部分があり(将棋好き・パソコン好き)、作品を見て「わかる」「うちだけじゃないな~」と共感しながら読んでいます。毎回、星河さんが悩みながら出した結論はすごく勉強になります。

星河ばよ:育児で起きたことはエピソードとしてそのまま残したいなと思っています。

もともとは中学~大学まで漫研(漫画研究会)に所属していたのですが、育児を始めてからスマホで育児漫画を見かけてからやってみたくなって、退職をきっかけに自分も描き始めました。今後も色々残せたらなと思ってます。

みやざわ:漫画でエピソードをのこせるっていいですよね。子どもが大きくなってからじーんときそうです。

わが子にもおもしろエピソードたくさんあります。かくかくしかじか…(ここで話した内容はいずれnoteに書きます…)

星河ばよ:え~!漫画にしたら読まれますよ!ぜひ描いてください(笑)

みやざわ:私は絵が描けないので無理です!

以前から大共感できるすてきな作品を生み出されていてすごい!と思っていた星河ばよさんとお話しできて、とても楽しい時間でした。

お子さんへの愛情はもちろんのこと、わが子の気持ちも相手の子の気持ちも考えながらサポートされている星河さん。

ついわが子と友人のトラブルに頭から突入して「うお~!」と一緒に興奮(混乱)しがちな私も、見習っていきたいと思った対談でした。

星河ばよさん、ありがとうございました!

漫画『2000円持ってきてね』はこちらから読めます


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