からあげクンとチーズパンが、私の罪悪感を拭った日
編集部のみやざわです。6~7年前を思い出しながら、復職後のワーママライフを振り返っています。
わが子たちは引っ越しの都合で、息子は年中、娘は年少から幼稚園に通っていました。(それまでは都内某自治体の認可保育園)
幼稚園と保育園の大きな違いといえば給食の有無。わが子の通っていた園では給食(仕出し弁当)を選ぶことができましたが、月に1回くらいの頻度では仕出し弁当がこない日があり、お弁当を持参させる必要がありました。
幼稚園送り後の駅のホームで「お弁当がない」
ある日、幼稚園送り後に出勤のため駅のホームにいると、園から着信が。
「今日、お弁当の日なんですけど、息子さんがお弁当を持ってきていません。至急持ってきてください」
あ~、忘れた…。
もちろんお弁当を忘れていたのですから作っていないし、家にお弁当を作れる食材があるかどうかも不明。むしろお米すらたいていない。そして、大事な仕事があるため、一刻も早く出勤しないといけない。
私が向かった先は、駅に直結しているローソンでした。
急いで手にした「からあげクンとチーズパン」
とにかく息子が好きなものをと決め、まず手にしたのはチーズパン。これを食べればいったんおなかはふくれるはず。そして、箸がなくても食べられる。
おかずもなにか…と思って店内を見渡したとき、目に飛び込んだのはからあげクンでした。息子の大好物です。
からあげクンとチーズパンを手に、駅から急いで幼稚園に戻りました。子どもがすでに教室に入っているため息子には会えず、コンビニ袋のまま、事務室にいた先生に「お弁当」を手渡すしかありませんでした。
みんなはママの手作り弁当なのに、息子だけコンビニ袋。本当に申し訳なくて、しょんぼりしながら出勤しました。
お迎えで見た、意外な反応
その日のお迎え、息子を呼び寄せてすぐに「ごめんね、お弁当忘れちゃって」と声を掛けました。すると息子は
「いいよ!みんなからあげクン大好きだから、羨ましがられちゃった」
と得意げ。子どもたちからの絶大な人気を誇るからあげクンは、息子の自尊心を守ってくれたようでした。きっと担任の先生も、やさしい声掛けをしてくれたのだと思います。
反省しつつも、からあげクンに感謝
お弁当デーを忘れてしまったことはこの日以外にも複数あったのですが、ギリギリで手作りor買ったものをお弁当箱に詰め替えで持たせていたので、完全なコンビニ袋はこの日が初めて。私はこの日、心から反省しました…もう絶対にしまいと。
その上で、からあげクンには感謝、感謝です。もしお迎えに行ったときに息子が泣いていたら、私も本当に悲しくなってしまったと思うから。
私のような母をいつも助けてくれるコンビニエンスストア、いつもありがとうございます…。
からあげクンはその後もわが家の子どもたちのお気に入りフード。期間限定のフレーバーも毎回試す息子の「おいしい」を聞くたびに、この日のことを思い出します。働く母は、街のお店に支えられて生きています。
ママリには、コンビニ関連の漫画もたくさん掲載されています。コンビニに関する親たちの悲喜こもごもにクスっと笑えます😊よろしければぜひこちらもお読みいただけたらうれしいです。
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