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「一度は行きたいあの場所」をあれこれ考えてみたけれど

今回の日刊かきあつめテーマは「#一度は行きたいあの場所」である。

休日も家と映画館を往復するばかりで、旅行をあまりしない私にとっては、なかなか難しいテーマだ。これといって行きたい場所がない。

頑張って色々と考えてみよう。

東京に住んでいるので、都市よりも自然溢れる所が良い。それでいて木々が鬱蒼としているのではなく、日の光が差し込んでくるような、湖の畔とかが良い。

例えばこんな場所。

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(映画『ただ、君を愛してる』より)

いきなりキスしている男女の写真で申し訳ないが、見てほしいのはロケーション。
これは映画『ただ、君を愛してる』で、静流(宮崎あおい)と誠人(玉木宏)が仲を深めいく秘密の場所だ。作品内では「天国の森」と呼ばれている。二人はここで最後のファーストキスをする。

調べたところによると、この場所は群馬県にある「菅沼キャンプ村」というらしい。敷地内ではバーベキューができ、湖ではボートや釣りが楽しめる。宿泊はテントだけでなくバンガローもある。日帰りでも宿泊でも楽しめるところのようだ。

日本らしい落ち着いた自然も良いが、海外にあるようなダイナミックでスケールのでかい自然も良い。ダイナミックな自然といえば、やはり滝ではないだろうか。そうだ滝が見たい。

例えばこんな感じの。

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(映画『世界から猫が消えたなら』より)

今度はもの憂い気な男女を合成した写真で申し訳ないが、見てほしいのは奥にある滝。
これは映画『世界から猫が消えたなら』のPRビジュアルで、この滝でのシーンが僕(佐藤健)と彼女(宮崎あおい)を決定的に別けることになる。

調べたところによると、この滝はアルゼンチンとブラジルにまたがる「イグアスの滝」らしい。最大落差が80メートル以上におよぶこの滝は、世界三大瀑布のひとつとして数えられている。滝を近くから楽しむならアルゼンチン、滝全体を見るならブラジルが良いらしい。

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正しい縮尺で見るとこんな感じ。滝飛沫に濡れて水が滴る宮崎あおいが綺麗なんですわ。


「一度は行きたいあの場所」といわれて、つい旅行先で考えてしまったが、何も旅行先だけが行きたい場所ではない。普段は行けないような場所、例えば料亭なんかも一度は行ってみたいと思う。

一枚板のカウンターがあって、目の前で板前さんが調理したものを一品一品出して説明してくれるような、高級感溢れる料亭。大人になったんだから一度くらいは行ってみたい。

例えばこんな感じの。

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(映画『船を編む』より)

もはやお店の雰囲気が全く分からない写真で申し訳ない。こんな様子の、板前さんが目の前で料理してくれるお店だと思ってくれれば良い。
これは映画『舟を編む』で、主人公・馬締(松田龍平)が密かに好意を寄せる女性・香具矢(宮崎あおい)の板前修業シーンである。

これがどこなのか調べてみたものの、お店の名前は分からなかった。もしかしたら映画のために創られたセットなのかもしれない。悲しい。宮崎あおいの手料理が食べたかった。

***

あれこれと考えてみたものの、一度は行きたいあの場所って難しい。一度しかない人生だから、色々と行ってみたい気もするけれど、別に行かなくても良い気もしている。

何かいい物語があって、語る相手がいる。それだけで人生捨てたもんじゃない、と思ってしまうから。

ただ、宮崎あおいには会いてえ。


編集:アカ ヨシロウ

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