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相談(8)子どもの言葉使いがひどくて気になっています

「オンラインみんなの子育て相談室」は、
皆様からいただいたお悩みや質問をもとに、
心がちょっと軽くなる考え方のヒントを一緒に考えていく
子育て世代のための相談室です。
解説:かわてみか(み) インタビュアー:高田ともみ(と)

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子どもの成長は嬉しいけれど、
言動が思ってもない方向にいくのは避けたい……。
子どもの言葉遣い、親はどこまで口出しすべき?

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:小1の男の子のお母さんからの相談です。

Q. 入学した途端、友達の影響からか言葉遣いが荒くなって戸惑ってます。「どけ」「てめえ」とか。成長のひと過程として受け流すべきか、注意すべきか悩みます。

:これは気になりますね。親としては、気持ちいいものじゃないですし。でも、子どもたちの間では、ノリやカッコつけでよく考えずに言っちゃってることも大いにありそうです。

みかさん、これは小さいうちから指摘しておいたほうがいいんでしょうか?

:子どもの言葉遣いが荒いと気になりますよね。わかります。でも、これも今までの相談にあったように、「言葉遣いが悪い」という問題に反応していても、あまり状況は変わらないんですよ。

:おお……!そうでした!!

:そこに反応しても、言葉使いの悪さが強化されるだけなんです。かと言って放っておくのも気になりますよね。なので、これも同じで、「そうじゃないとき」に反応してみましょう。

:「そうじゃないとき」というと?

:例えば、言葉使いも普段通りで、なにも問題がない、普通のときです。そういう時に、お母さんの気持ちを伝えてみるんですね。

:なるほど、いつもと変わりないテンションのときに。

:はい。その時に、「ママね、あの言い方好きじゃないんだー」とか、さらっと軽く気持ちを伝えてみる。これも、アイメッセージで伝えることがとても大切です。「あの言葉使いはダメ、やめなさい」ではなくて。

:相談6で教えていただいた、アイメッセージですね!

:そうです。子どもがまだ小さいうちから言いすぎても、きっと状況はあまり変わらないと思います。だから、普段の何気ないときに言ってあげる。お互い冷静ですし、落ち着いて伝えられますよね。そうすると自然と届くかもしれません。

:たしかに、普段のほうが、親側も感情的にならずに伝えられそうな気がします。

:そうですよね。子どもになにかを指摘するときは、「こうしなさい」「ああしなさい」ではなくて、「私は、こう思うんだよね」と伝えることを心がけてみてください。その方が子どもも聞く耳を持って聞いてくれると思います。「そんなふうに思ってたのか」と、子ども自身が気づくきっかけになるかもしれないですしね。

いずれにせよ、期待し過ぎず、自分の気持ちを伝えたうえで、子どもが受け入れてくれるのを待ちましょう。

:はい! 課題は分離させ、問題には反応せず、伝えるときはアイメッセージ、心がけます。

この オンライン子育て相談室は、
市民団体「ママと暮らしのデザイン社」
との共催で開催した
インスタライブをもとに再構成したものです。

解説: かわてみか(おやこコーチングmamanoria) 
HP  https://coaching-ehime.com/
取材: 高田ともみ(編集者/作文教室の先生)
Note  https://note.com/tomomitakada 
協力: 視聴者の皆さん


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