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孤独をうまく抱えて生きる

かなり繁忙期だった1週間をなんとか片付けたので、ずっと観たいと思っていた「ずっと独身でいるつもり?」を観た。
「結婚したって結局孤独は消えない」みたいなことを言っていて、そうだよな、と噛み締めた。


人と暮らしていると、一人の時間が際立つ。
夫が先に寝た後、遠くで寝息を聞きながら私はかなり「ひとり」を感じる。
孤独とは、誰にも知られていない私の時間と理解されていない心のこと、を指すと思う。
人はどんな相手だろうが、いつまでもどこかは分かり合えない部分があって、かつ何より自分を大事にしないと健康に生きられない生き物で。
だから、どうあがいても孤独は完全に消えない。相手に100%私をさらして、相手が100%私を見てくれるなんて、無理な話だ。私だって、誰にもそんな優しさあげられない。

孤独は癒えないことを自覚してから、少しは人と向き合いやすくなった。
でも、冷えた静かな部屋で突然ひとりだと自覚する時、狂いそうにもなる。


神なる存在を信じることは、一生治らない孤独という病気に対してよく効く薬だなと思う。
私が私として生きていることを一方的に見守られ続けている、ネガティブな時もポジティブな時も、変わらずに。
それだけで、もう少し生きてみようか、という気持ちになる。少なくとも私はそこに希望を見出して生きている。

神は人の歩む道に目を注ぎ、その一歩一歩を見ておられる。
(ヨブ記34章21節 聖書新共同訳)

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