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不幸せを充電する

いつもいつでも幸せで居続けるには結構体力や根気が必要だと思っていて、私にはまだそれらが足りない。

生きる過程ですり減る心を同時に生きる過程で補っていくのだけれど、そういった、幸せになるための努力がたまにわずらわしくなって腐っていく。

こういう時はほんと何をやってもダメで、楽しく友達と電話をする家族や、返事の遅い取引先、少し水が多く炊かれたご飯、全部に腹が立ってしまう。
機嫌を悪くするのにもエネルギーが消費されるので困った。
ただ、体調と天気の悪さの相乗効果が原因だろうな~…という感じで、不幸せモードの根拠は経験則で分かるようになっていて、いっぱい寝たり、コンビニで少し高いドリンクを買って飲んだりして、回復を待つ。
寝すぎて時間を失いタスクが全く進まず不機嫌になるという悪循環もたまに引き起こして、なかなか管理が難しい。

最近、ちょっと怒りっぽくなったことに気づく。
殺すべき感情を生かすことが出来るようになったと喜ぶべきか、たまたま怒る事柄が今多いだけなのか、心のキャパシティが狭くなったと反省すべきか。
分からないし、この状態は別にそこまで悪いことではないのだろうけど、とはいえ心に嫌な気持ちが居座り続けるのは慣れていないし不快だ。
怒りを適切な温度で煮込ませながら、にこやかにいれる人を尊敬する。

心のざわつきをいったん抑えたいがためにインスタントなあたたかさを求めてしまうけれど、軽薄さと卒業するのが今年の目標だったから、ちゃんとタスクをつぶして、早めに布団に入ろうと思う。

そろそろじゅうぶんなほど不幸せに浸かったから、明日は頑張って幸せを取り戻したいと思う。

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