あわただしいだけの、ある12月の日記
いつも生き急いでいて、だから師走の忙しなさはちょうど良い。
北風と二日酔いの眠気でコンタクトがずっとカピカピなまま、目薬を指す間も無く仕事納めを迎えた。
とはいえ納まりきれない雑務もあり、それは持ち帰って、今紅白歌合戦を耳でききながらちまちまとつぶしている。要領悪いなぁ、とため息もつく。
気合いでどこまで行けるのだろう。どこまで行っていいものだろう、と20代も後半に差し掛かったいま、年末年始に考える。
正しく生きたい、という思いが強いので、人生がちゃんと題目の読めるすごろくだったらいいのにと、何かに迷うたびに思う。
分からないなりに、美しい言葉を信じて、それを自分のからだに刻んでいく。信じる気持ちを強めたり、振り返って疑って再度確信していく。そう生きるしかないのだろう。
そのために、自分という器を研ぎ澄ませたい。どうか、はっきり聞けますように。
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