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『「違うこと」をしないこと』

このタイトルを見ると、やりたくないことは全くやらなくていいのか、と勘違いしそうだけれど、読んでみて思うのはおそらくそういうことではなくて、たとえばいじめのように、人としての尊厳を揺るがされるほどの嫌なことがあったり、そんな環境にいる場合には、そこから離れるべき、ということなのではないかと思う。

著者である吉本ばななさんの言葉を引用します。

 本来の自分を生きるには、違うことをしないことが大切。
 じゃあ「違うことをしない」って、どういうことなんでしょうね。
「したいことをする」っていうのとすごく似てるけど、微妙に違うんですよ。言葉で説明するのがちょっと難しいのですが、ヘンに力が入ったり、ちょっとでも圧がある感じがあったら「あ、こういうことじゃないな」と思ってください。
 もっとこう、流れみたいなものに乗っていく感じ。
 イメージとしては、サーフィンに似てるかもしれない。


「したいこと(だけ)をする」というのとは、やっぱりちょっと違う。

自分で選べることにおいて、

自分がどんなことを嫌だと感じるのか、そのことをわかっていなくてはならない。そして、その兆しをスルーしないことが大事。

ということなのかな。



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