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12/1/2009 オリバーが旅立った日

11/30/2009 夜 オリバーは家の外に出た。

12/1/2009 朝 オリバーが家に戻った時には 
オリバーは
冷蔵庫から出した
干物のように固く、薄くなっていた。

オリバーが車にひかれて死んだ夜、私はその瞬間に目が覚めた。

違う、違う、何でもない


朝、目が覚めれば、きっと、枕元に来ているはず、、、

しかし、朝目が覚めると、枕元にはいない。
飛び起きて
外に出ると、外は朝霧に曇っていた。
道路に出る。
霧に曇る道路に 赤い血が見えた。

恐る恐るその赤い場所に近づく、オリバーはいない。
しかし、赤い流れの先をみると、そこにオリバーが いた

干物のように固くなりはじめたオリバーを抱いて
家に戻った。
朝 早いというのに 大声を出して泣いた。
     (この時に書いた物語 「一本の木」がある)

命は 誕生する時
卵子と精子が 出会う時に 

輝く と聞いたことがあるが
死の瞬間にも 輝き 光を 発するのかもしれない。。。

命が 永遠への扉を 開けた時に 輝く光を
私達は テレパシーと 呼ぶのかもしれない。。。

コトバにもならない テレパシーは 風 光、、、

昨夜の 満月を見て、思った。

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この月は あの晩 オリバーの最期を見届けてくれた。。。

これで、良かったのだ。。。

時は流れる。。。

在ったものは 姿を変え 流れている。。。

命の河を 歌い 踊り 流れている。。。

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曇りの日は 台所の詩人がどこからともなく 現れては 消えてゆく。。。


#猫 #旅立ち #継続 #命の河 #台所の詩人 #テレパシー


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