自分を大事にすることと、相手を尊重することについて

夫のことを書こうと思います。

具体的な名前にしてしまうとレッテルを貼ってしまうので
避けたいと思うのですが、

いわゆる情緒的なやりとりが難しいタイプで
お願いしたいことは具体的に伝えるとやってくれることが多いのですが
それにはこちら側の工夫がかなり必要です。

そのため、こちらに余裕があるときはいいのですが
疲れているとき、なにも考えたくないときには
かなりしんどい相手ではあります。

そういう私だってへんなこだわりがあったり
感情の起伏がはげしかったりと
家族に迷惑をかけていることはたくさんありますが

ときどきふと、
一人で戦っているような感覚になって
ものすごくむなしくなるのです。

この疲弊した状態について
手紙にしてみたり
具体的に伝えてみたり
諦めて我慢してみたり
怒りをぶつけてみたり

この9年間で色々試みてみましたが
気持ちが通じあった感覚を持てたことがありません。

優しいし、お願いしたことはやってくれる。
仕事をしてくれて、お金の管理もまかせてくれる

だけど、話し合いや心の交流ができない。

長年、
「どうしてあの人はこうなの?」
「なんでわからないの?」
そこにばかりフォーカスをあてて
苛立ってばかりいました。

過去にやられて嫌だったことや
辛かった時期にいっしょに乗り越えてくれなかったことが
体に残っているような感じで
少しでも同じようなことをされそうになると
過剰に反応していました。

夫に怒りをぶつけるたびに
自己嫌悪になり
話しても話してもわかり合えないことに
絶望にも似た閉塞感を感じ
気づけばひどい態度ばかり
とるようになっていきました。

このままでは良くない。
ちゃんと話合わなきゃ。
そして落ち着いて話をするのですが

夫の返答としては
「そういうときはこうするわ。次は気をつける」
という話をブツっと切られるようなものです。

「私(妻)のトリセツはこうです。
これをやると怒ります。気をつけましょう。」みたいな
パターンを繰り返し覚えてもらっているような結果になり

それもまた罪悪感。

私の希望通りに動いてほしいんじゃなくて
コミュニケーションをとって
お互いに良い着地点を見つけたいだけなんだけどな。。。

先日、また嫌なことをやられて
ほとほと疲れきった私は
いま会話をすることを諦めています。

でもこのままでいいわけがない。

いろいろ調べるうちに、
結局は、私自身が自分軸で生きていないのだなあという結論に至った。

私は常に「相手がこうした」「相手がどう思っているか」
そればかりを考えて
自分がどうしたいかを大事にすることが少ない。

だから、相手にされたことばかりを思い出して
過剰反応してしまっていた。

仕事で関わる子供たちの話になるが

大人側が威圧的な姿勢でいくと
自分が悪いことをしていたとしても
防衛本能が働き、攻撃的になってしまう子がいる。

そんな子には淡々と伝える。
過剰に反応しない。
それがスタンダードな対応だとわかっていたのに

家族に対してはどうしても甘えが出てしまい。
「私の気持ちわかってよ!」と
攻撃的な態度に出てしまっていた。

それがますます、夫の心のシャッターを下ろさせていた。
わかってはいたけど、ようやく腑に落ちたような気がする。
仕事で関わるお子さんたちに気づかせてもらった。

でも、そんな自分を責めるのもやめる。
だって一人で乗り越えなければならない場面を
いままでたくさん経験してきて
「辛かったことをパートナーにわかってもらいたい」
そんな風に思うのは当然のことなんだから。

夫婦関係に大切なことは「お互いを思いやること」
そうやって思ってきたけれど
「思いやる」の形はそれぞれ違って

夫には「相手の気持ち」という
目に見えないものの理解が難しかったとしても
夫なりに
相手への「思いやり」というのを
表現していたのではないか

私は、自分がわかってほしいばかりで
そのことを考えようとしていなかった。

でもこの作業は
正直ものすごくしんどいです。
気持ちに寄り添ってほしいときって
どうしてもありますから。

だから、そういうときは別に感情をぶつけたっていい。
それが嫌だったら、こうして文章にしたり
ともだちと話をしたりすればいい。

そして、相手を理解しなきゃって
一生懸命にならなくたっていい。

嫌な部分にフォーカスを当てすぎていることに気づいたら
いったん距離をおいて自分のことだけ考えていい。

いまは正直まだ体がおいついていない。
しょうがない。それもよしとする。

こちらの反応を変える。
それが一番私自身の精神衛生上良い方法かもしれない。

「夫がこうするから」
ではなく
「私がどうしたいか」

これを優先する努力をしようと思う。

長文お読みいただきありがとうございます。
ただの愚痴文章にならないようには気を付けていますが
もし不快にさせてしまった表現があったら申し訳ありません。

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