ママサークルから営業組織へ!激動の1年を振り返る【株式会社MamaLady】
2023年のしくじりの果てに見つけたものたち
こんにちは!
株式会社MamaLadyの明石奈々です。
毎年派手なしくじりから、かわいいしくじりまで幅広くやらせてもらっていますが、しくじりの数は挑戦の数。
どれだけ転んで痛くてもフルスイングをやめない。
だって、私は天才じゃないから。
でも2023年に手に入れたのは「振り返り」「検証」「継続」ができる右腕の存在です。
私は自分の「得意」を活かしてやり続ける。
そして、私が走った後を地ならしをしてくれる仲間が増え、だいぶサービスも組織も形になり、苦手なことは得意な人に任せるということがやっとできるようになった年でした。
そんな私たちの1年を張り切って振り返りたいと思います。
これから起業する方は、こんなことが起こるのか!と面白がって読んでいただければと思いますし、MamaLadyを応援してくださる皆様は、そんなこともあったね〜と読んでいただければと思います。
全15563字!心してどうぞ!
株式会社MamaLadyの事業内容
本文に入る前に、私たちの事業内容について共有します。
私たちは「ママになってからの人生を思いっきり楽しもう」を理念に掲げ、日本で1番ママに詳しい会社になることで「ママのタノシイ」を突き詰めていこう!と日々サービスの開発を進めています。
現在の主な事業は道庁と連携をした「母になる人への贈り物運動」の中で、真っ白なリボンをかけて、日々頑張るママのご自宅まで贈る育児応援ボックス「MamaLady Box」と北海道のプレママの「知りたいこと」を詰め込んだ「北海道プレママガイド」の企画、制作、発行です。
MamaLady Boxは企業様へ、ママのアンケート結果をフィードバックすることで、ママは無料でお受け取りいただいています。
毎回10点前後の育児用品やママのケアグッズを詰め合わせて送付しており、北海道在住の2歳までのお子様を持つママなら誰でも無料で受け取れます。
毎月50名前後のママに抽選を行っており、2023年は皆様のおかげで5080名のママへ育児応援Box「MamaLady Box」をお受け取りいただきました。
※モラタメ版含む
このMamaLady Boxはママになるとなかなかプレゼントをもらう機会も労いの言葉ももらうことも減るよね、というところで私たちママレディがママに「ママになってくれてありがとう」を伝えようというところから始まりました。おかげさまで、この想いが通じSNSに感想をアップしてくれるママも多く、広告費なしで現在まで運営ができています。
2020年から始まったMamaLady Boxは累計7630名のママの手に渡りました。
そんなママを幸せにする仕事をしている私たちの奮闘記です。
2023年1月
1月19日に、札幌市のイベントで起業したい方向けのセミナー登壇があり、このあたりからセミナーに呼ばれるようになったり、お話するお仕事をいただけるようになりました。
メンバーは私含め3名。アルバイト1名(瞳さん🧚)、外注1名からのスタート。
初めて念願の初詣に3人で行けて嬉しかったです。
記念撮影の際に来年はここで何人並ぶのか楽しみですね!とスターバックスで語り合ったのが印象的なスタートでした。
(でも1名が数ヶ月で離脱してしまった。)
ここで瞳さんが始めたのが「理念共感型採用」。私はその考えがなかったので面接時に「ママレディの理念に共感していますか?」と質問している瞳さんを見て天才なんだなと思いました。(理念共感型採用を始めてから離職ゼロ!まだ1年なので、これからも離職率を下げるように、福利厚生を整えたいです。)
2023年2月
この月の手帳を見ると私の目標は「人の名前を覚える(何度も呼ぶ)」「お子さんの名前も覚える」「サービスを作る、動かす、任せる」とありました。
メンバーへの愛と感謝を伝える手段を考え始めて人に興味を持った時期です。(感情が戻ってきた!笑)
以前、従業員が全員辞めるということなどがあり、固まっていた心がどんどん溶け始めた時期です。自分のふがいなさに目を向け、とにかく成し遂げたいことのために成長をしたいと模索していました。
1月13日には起業セミナーを自社開催し、満席!
1月23日にマルヤマクラスのてっちゃんで行った本物の飲食店で調理体験を行う「職業体験イベント」も1部、2部ともに満席でした。
私は人に喜んでもらうのが心底嬉しいらしいということがわかってきた2月。
IGのフォロワーは7958名。
そしてこの月学んだことのメモとしては「ルーチンワークは創造性を駆逐する!」です。やらなくていいことは徹底してやらないでいこうとchatGPTを使い始めました。
そしてクロスマーケティング社のグループ会社ドゥハウスさんとの協業でMamaLady Box × モラタメを5000個販売。
初めての大きな仕事に戸惑いながらついていくのに必死でした。東京の会社のみなさんとの仕事は刺激的で、勉強の毎日。当たり前のことを当たり前にやる大切さを学びました。
会議の際に、事前にアジェンダをしっかり設定して送る、会議にアサインするメンバーを厳選する、議事録を簡潔にまとめる、会議の終わりはタスク化。こんな当たり前のことを当たり前にできるようになってきたのが2月でした。
咳喘息を発症して健康を意識したのもこの月です。今や喘息なんて思われることもないですが2月はずっとゴホゴホしてました。「医大前南4条内科」の田中先生が本当に神です!笑 おかげさまで喘息とおさらばしました。
この月からお水を毎日2L飲むのを意識するということも始めました。
そして記念すべき2人目のメンバー五十嵐さんの入社!ここから五十嵐さんの大活躍ストーリーが始まります。ちなみに、五十嵐さんはindeedを見て応募してくれたのですが、瞳さんが電話だけで「すごい人が来た!絶対採用したい!」と興奮していたのを覚えています。この2ヶ月後、大きいイベントやるけど責任者やりたい人?と聞いたら前のめりで手を挙げてきた時には本当にびっくりしました。
(今は大きなプロジェクトは私からの指名制にしています。)
2023年3月
初めての星野リゾート旭川OMOのモデルを務め、作品を企画するのも出演するのも、とにかく何かアイディアを形にすることが楽しくて仕方がない!と思いました。旭川からその足で東京に行ったのですが、旭川空港がコンパクトでとっても搭乗が楽でいいなと思いました。
東京では和田義明衆議院議員に国会を見せていただきました。副大臣室を訪問させていただき、日本の子育ての在り方について意見交換を行いました。
久しぶりに東京に住む友人バブリーたまみにも会えてすごく嬉しかったです!「ママ界のエンターテイナー」として活動する彼女にはいつもパワーをもらっています。彼女の突き進む姿勢と配慮、聡明さと面白さに、いつも惹きつけられます。
彼女がインスタグラムを通してDMをくれたことから始まった友情ですが、多分お互いにないものがあるっぽくて魂で通じ合ってると思っています笑
お互いのリスペクトのもと「本当頑張ってるよ!!」と言い合える同志でいられることを誇りに思っています。
子育て系の「ベビージョブ」上野代表と出会ったのもこの月で、かなり刺激を受けました。オムツのサブスクサービスなどを通して、ママの不便を解決している姿を見て、私もサービスを通して課題解決をしていきたい!と思いました。
2023年4月
つなぐ横丁の職業体験で300名を突破し、初めて有料イベントで数百名の集客を達成しました。関わってくださる皆様の中からボランティア的に入っていただかないと成り立たない中「子育てイベントなんだから無料で当たり前」の声もあり、本物の焼き鳥屋さんで焼き鳥を焼いたり、お寿司屋さんでお寿司を握る本物の食育体験をどう成り立たせるか頭を悩ませた月でもありました。
提供したいコンテンツの質を担保したい気持ちと「入場料が高い」の声。どちらも優先することができない歯痒さを感じました。
子供たち、ママたちの笑顔を見たい、でも関わる人数が増え、収益も成り立たせなきゃ行けない、その間で揺れて辛かったのと、ついボランティアをしてしまう自分に、自分がボランティアをしてしまうと周りもせざるを得なくなり疲弊させてしまうと思い、これでは、皆様の望むものは提供できないなと喝をいれた月でもありました。
職業体験の2日後は「学びフェス」という座学形式のイベントを行いこちらも満席。
シンプルにイベントを行う上で適切な収益構造がないと持続が難しいということを学びました。「やりたい」の気持ちだけでは迷惑をかけてしまうな・・・と。
挑戦が大きくなるほどに、がっかりさせてしまう幅も増えて、この辺りは結構眠れませんでした笑
今振り返って思うのはこの苦しさをもっとみんなで話し合う機会を持って全員でアイディア出しをすればよかったのかなとも思います。
そして伝え方ひとつで二度と分かり合えなくなることもあると学びました。自分の思っていることが、うまく伝わらない時に、伝えようと頑張るコミュニケーションの仕方は「押しつけ」になってしまうこともあるかもしれません。相手のことを考える姿勢を貫けるような話し方、伝え方を常に持ちたいと思いました。
ただ、このあたりからイベントの企画、LP制作がかなりスピーディーにチームでこなせるようになりました。
2023年5月
起業家の世界的ネットワークEOのアクセラプログラムに応募しました。
この月は悩みが多く、経験豊富な上場企業の社長に相談したところ「人生を見直せ、自分を見つめろ」と言われ初めてちゃんと勉強しようと思い応募したという経緯です。正直「自分を見つめる」なんて「自分探し」をしている時間なんてないし、そんなことをしているなら事業を拡大する方法をもっと学びたい!とか思っていたのですが、素直にやってみた結果、0歳から自分の人生を見つめ直す機会を得て、飛躍的に自己理解が進み生きやすくなりました。
「答えは自分の中にしかない」「どんなすごい人も私の答えは見つけられない」ということが腹落ちした月でした。
経営とは究極の自分との向き合いということもわかり、自分自身と向き合うことを始めたのもこの月です。それまで逃げていた自分の過去、見たくないもの、さけていたもの、全てを引き摺り出してテーブルに並べるという震える経験をしました。
そして、3年ぶりのママのための「MamaLady Party」に向けての準備がスタート。600名の集客を目指し始動。
苦しさの中だからこそ挑戦しようと思いかなり背伸びをした月でもありました。
北洋銀行の「Lockの会」の視察旅行でインターステラと上川大雪さんの見学に行かせていただき、ものづくりの楽しさ、大変さも学びました。
なぜかブラジリアン柔術をはじめ、一回で挫折したのもこの月です!笑
2023年6月
10年来のタッグでやってきたデザイナーが外注形態だったのですが、どんどんチームとして仲間になってきた実感が増え始めました。朝礼や、定例会議を通してチームにまとまりが出てきました。
「超える会」の司会をご依頼いただいたり、セミナーだけでなく司会業のお仕事もいただけるようになりました。
また札幌のベンチャー「チョモランマ」さんとの交流も以前からあったのですが、この月はお互いに切磋琢磨できる存在がかなり大きかったです。
お互いの哲学を持ち寄ったり「最高だ!」と称賛と承認をしあったり、情報交換ができ「やってやりましょう!」と燃えて帰るみたいなことを繰り返しました。
幹細胞培養液(メディカルエクソソーム)の粉末の卸しの代理店登録をしてみたり、ちょこちょこ本業から外れながらもイベントに向けて駆け抜けた6月でした。
この月の学びは、シェアスタックの髙田社長に言われた「社長の資質は3点」
①お人よしでないこと
②数字に弱くないこと
③決断力があることだということです。
この考え方が素晴らしいと思って、私は、最初このような社長になりたいと思ったのですが、自分の経営方針として、私に足りないところは一流の最高峰の人材を口説いてこようと思いました。社長の資質なんてなくても、絶対に場に残り、企業理念である「ママになってからの人生を思いっきり楽しもう!」を表すサービスを作り、日本のママたちを楽しませようと思いました。
いつかカーネギーのように、自分より優れた者たちを集める方法を知る人間になろうと思いました。
またこの月の大きな変化としては、メンバーが罪悪感を持たずに休めるシステムを作りました。
子供の熱が出た時や体調を崩した時にママは必ず謝るし、それを言われたメンバーも「心配していること」を最大限に表現できる労いの言葉を探します。
労いは普段のコミュニケーションの中で伝えて、欠勤の申請はフォーマットに沿って行いましょうと提案し、導入しました。
これによって、誰も謝らない形を得られて私は罪悪感の中働くワーママをMamaLadyの雇用で救える可能性が見え始めました。
その際の私からのメッセージをシェアします!
この時に良かったこととしては2番手である瞳さんが率先して
「システム化ありがとうございます!申し訳ないという姿勢をすべきという風潮がママの働きにくさに繋がる中、こういったご提案嬉しいです!さすがMamaLady✨ 社長直々に申し訳ないと思わなくてイイと言ってくれているので完全なしで気持ちよく休みましょう(笑)」
と1番最初に休暇申請をしたのが本当に良かったと思います。
2番手が休むことにより、その後に続く全員が取り入れやすくなったと思って、何かを行うときは2番手がどうリーダーに続くかでその後のムーブメントが起こるなと思った出来事でした。
2番手が本当に重要。その会社の空気の根幹になる。だんだんとチームのみんなのやる気がメラメラしてきて、まとまってきたのを感じました。
しかも嬉しかったのが「MamaLadyで働いてから人生自体にいい影響がある!」と言われたこと。前向きになり、仕事が楽しいから常にご機嫌。ママがご機嫌だと家族も前向きになる。仕事が楽しいとお礼を言われるようになり始めたのがこの頃です。とにかくチーム全員に前向きで、ポジティブな空気が常に流れるようになりました。原因は自分で言うのもなんですが瞳さんがとにかくリーダーである私を尊敬して「代表はこういう考えです!」と私の考えを大声で語り始めてくれたことです。そこにみんながついていって、どんどん増えるチームメンバーをまとめ、ルール整備、マージン設計、マニュアル化を進めてくれました。
そしてこの6月で、今ママレディのInstagramアカウントや公式ラインを担当してくれているさいかちゃんが入社。彼女はとにかく粘り強く、一度始めたことをコツコツできるタイプで、会社のクリーンアップも彼女が始めました。本当に会社が綺麗になり始めた笑
とにかく顔が可愛いくて、毎回最新ファッションで出社する彼女はママレディの華。でも自分の可愛さに何故か気づいていないところがメンバー内で「もっとかわいいって気づいて!」といじられている愛されキャラです。笑
2023年7月
EOのプログラムで自分の人生の振り返りから、自分の奥底に眠っている、奥の奥の1番奥の5%を掘り起こす作業を続けました。
自分の中の醜い部分を出し切ったあとに残っていたのは、実に不思議なことに驚くぐらいキラキラした感情でした。
私は本当に日本の女性がママになってからの人生を楽しめる社会を作るために生まれたんだ、それが使命なんだということが確信になりました。
誰にも見せたことのないドロドロの後悔も、美しさのかけらもないところも、全部ぶちまけた結果、ハッと顔を上げたらなぜかそこには私を承認してくれる仲間がいました。
「嫌われる」はずだった私のダメなところは陽の光の元に出したら全然そんなことなかった。
自分のやりたいこと、使命が明確になりブレなくなった結果、熱意が燃え上がりました。
ただ、私の凸凹な部分に仕事というものを通すと、すごく良い方向に発揮させる方法が分かりましたが、家庭では発揮できないということがわかってきました。仕事と家庭では全く逆のアプローチをすることが大事だとわかりました。仕事では白黒はっきりつけ、数字で語ることが誰の目で見ても同じ判断基準になるので、差異がうまれずフェアですが、家庭では感情で話し、白黒つけずにグレー(グラデーション)を大切にすることを胸に刻みました。
あとは、人の話は解決を求めていないということもわかりました!
何かの話がある時、経営者仲間、友人同士だとどう解決するかアイディアを出し合ったり、これもいいのでは?あれもいいのでは?と助けてくれます。それにものすごく感謝しているのですが家庭でそれは禁物です!
なぜなら「聞いて欲しい」というジャンルの話題があるのです!
それに対して「解決」を提示したり「こうしたら?」なんてアドバイスをするのはタブーオブタブーです!!ダメ、絶対。
解決するのは優しさであり、愛なのですが家族には、ただ話を聞く姿勢を持つのが優しさです。ここで重要なのは「共感」です!「つらかったね」「ひどいね」などと共感をし、聞きます。
決して!!決してアドバイスをして「解決」をしてはいけない!!!
あと話のポイントや結論を探すこともしてはいけない。結論を導き出すためでなく、話すこと、それ自体に価値があるのが家族というコミュニティにおける会話なのです!!
決して図解したり、話を整理したりしては行けません!絶対に!!!!!!!ドン引きされます!あとは、空気を変えようとしてにこやかに話を変えるのもダメです!不穏な空気を感じたら必ずしばらく時間をおいて忘れたようにふるまってはいけない!会社では社長がその会社の空気なので常にご機嫌であることが価値ですが、家庭では、あくまでも常に反省をしているという姿勢を忘れずに!!何か問題があることを感じ取った時は決してご機嫌な様子を見せてはいけません。反省した顔をして、話を聞くんです!そして何が悪かったのかをヒントを集め完璧に回答をする!それはきっと思いがけないことだと思います。でもそのヒントは必ず転がっているのです!!それをつなぎ合わせて、だけど断定はだめです!「とにかく自分が悪い」という姿勢で謝る!「何が悪かったかクイズ」だけは絶対に正解を外してはいけません!でも、ここが重要なのですが、すぐに当ててもいけません!「本当に悪いと思っているの?」となるからです。よく考え、反省の姿勢を示すことが大切です。すぐに当てず、外さず、かといって考えていないという姿勢も見せず、回答をする!これだけは本当におでこに書くぐらい刻んだ方がいいです。
あとTAVも禁止です!たとえばテレビを見ていてこれを事業に活かすならこうだな、とか街を歩いていて、この広告方法はいいね、とか、この経験からこういうことを得たからこう活かしたいとかそういう話は求められていません。そんな話をすると、プライベートまで仕事中毒か?と思われます。仕事🟰人生でつい、学んだことを話したくなると思いますが、ここは黙って我慢して、スマホにメモしたほうがいいと思います。でもメモを取る時は一瞬で。
つい学びをシェアしすぎましたが、話題を変えて。
そしてついに7月27日に3年ぶりのMamaLady Partyの開催。
アルバイトを増やした結果、連携がとれなかったところが多々でて、レギュレーション作成の大切さを痛感しました。
誰が見ても、誰がやっても明確なルール、前提設定は必須であると学びました。ルールが大嫌いな私でしたが、ルールは楽をするためにあるということがわかりました。集客は500名と目標から下回りましたが、それでもあまりの人数に公共交通機関が私たちのために、増便をするという前代未聞の体験。
イベントが終わった後私とイベント責任者を務めた五十嵐さんは、号泣したのもいい思い出です。笑
泣くほどの経験を人生でできるなんてなかなかないですよね。
次回はもっとやろう!と手を握り合いました。
このイベントはテレビが2局、ラジオ1局、新聞1局とかなり取り上げていただき、私たちにとってかなり大きな体験になりました。
札幌出身の歌手佐藤広大さんのステージなど、初めてのゲスト出演を行ったのもこのときです。
みんながうっとり、盛り上がり歌の力ってすごいんだなぁと思いました。
※でも家庭にルールはダメです。笑 ルールが楽にするのは仕事だけです。仕事と家庭は真逆ということを常に胸に刻みましょう、と思った7月でした。
2023年8月
主要KPIを私だけでなくメンバー全員が握り、それぞれの目標値をしっかりわかっている状態となり、かなり組織がしっかりとしてきた8月。
初めて自分の誕生日会を企画したところ20社の皆様にご参加いただき、まさかの披露宴会場を貸切開催しました。
でも実は私のお誕生日会とは名目で、8月生まれの皆様を祝ったり、事業プレゼンをさせていただきました。自分のお誕生日という名目で関わってくださる皆様をおもてなしして、感謝したいというテーマの会でした。
東京から投資家の方も来てくださったり、議員の方、経営者の方と私がお世話になった素晴らしい皆様を繋ぐことができました。
このお誕生日会から、私の周りの方々を繋ぐ際のコツがちょっとわかりました。それは、事前説明。
このお誕生日会では、私とのエピソードや、その会社の事業内容や、素晴らしいところを説明したカードを全社分用意したのですが、それが好評でここからいくつかの取引も生まれたようで、やってよかったと思います。
こんなに祝われたことがないくらい誕生日を数週間に渡り祝っていただいて、ちょっとびっくりしたのと、頑張っていれば「おめでとう」「ありがとう」はたくさん言ってもらえるようになるのかもしれないとも思いました。
家族でニセコで花火を見に行ったり、プライベートも充実しました。
そして8月はついに、元自衛官の月奈さんの入社!彼女はオンライン講座に来てくれたのですが、その聞く姿勢が素晴らしすぎて「あの子絶対いいよ〜」と瞳さんに耳打ちしていたのですが、インスタグラムで「ママ力を生かして働く仕事。在宅可」という私たちの投稿を見て秒で応募してきました!後の1on1で明らかになったのですが「まさに私のためって思ったくらい、まさに待ち望んでいた求人」だったそうで、ここから、進撃の月奈の物語は始まりました。
MamaLady Box、北海道プレママガイドの中身、掲載商品を選ぶ際のMamaLadyらしい基準は「ママメンバーがママ友に心からすすめたいほど愛しているか♡」です。
(だから全てが先輩ママのリアルなおすすめ品🎁)
それを月奈さんは体現しながら、ママが選んだおすすめ品の会社にテレアポをしまくってくれました。時に体育会系を発揮しながら、挫けず自ら掲げた目標値を宣言すれば必ずクリアしていきました。
この宣言力も、達成力も凄まじい最高の仲間が増えました。
(在宅ワークで入社しましたが来年から出社予定!楽しみです。)
在宅メンバーが2名増え、計6名となった月でした。
2023年9月
「人生を変える」と言える出会いが人生で何度あるかわからないですが
確実にこれがそうだと思える出会いがありました。
それが前述の「EO」の中でメンターメンティー制度というものがあり、1年間メンターとしてついてくださるというものなのですが、なんと、憧れだったマナラ化粧品の岩崎社長が私のメンターとなってくださいました。
この発表があったとき、まさか夢かと思い、同姓同名?!と疑ってみたり、画面を見間違えたかと思ってみたり、色々と考えたのですが、どうも現実らしいということがわかり、岩崎さんにメッセンジャーでご挨拶を送ったところすぐにお返事をいただき、とにかく感激しました。
具体的なエピソードは伏せますが、岩崎さんから、お客様のことを心から考える姿勢を学び、社員が、お客様と向き合うことで、生き生きとしてきて、会社の中にとてもいい空気が流れるということを学びました!
メンバー全員が自分たちの存在する理由を理解して、自分の能力を活かすことが世の中のママたちが自分の人生を楽しめるということに直結しているんだという手応えがあって、それが全員を輝かせていると思いました。
その基本的な考え方をいつも熱意を持って教えてくださる岩崎さんに感謝の気持ちと、毎回かっこよすぎる名言をいただいているので、自分の起業家としてのベースの部分が強固になっていってるなと思い、これから日本で1番ママに詳しい会社になって、心底ママを楽しませていきたいと改めて強く強く思いました。
岩崎さんは、発言、生き方、事業への姿勢、全てがカッコ良すぎて、ものすごい刺激をいただいてます!自分が本当にやりたいことは何なのか?!
考えても考えても玉ねぎみたいに次の課題が出てきます!
だけど岩崎さんと出会いわかったんです。「決め切る」しかないんだと!
絶対にブレない自分の軸は心からの自分の願いにしかないんだと。
何度わかっても忘れてしまうことを、あまりにかっこいい岩崎さんがいつも思い出させてくださるのと、いつかこんなふうになりたいという夢を見せてくださるので、頑張ることがとにかく楽しくなりました。私の人生の中でターニングポイントと言える出会いだと思います。
人生のターニングポイントと言える出会いはこの9月になんと2回あり、セルソースの裙本社長との出会いもその一つでした。
私は、初めてご講演をお聞きした時に自分の今までの価値観が壊れる音を聞きました。裙本社長と出会う前と後で人生が分断されるくらいの衝撃でした。これが天才で、これが努力なのかと思いました。
それと同時にある意味で、どう逆立ちしても自分はこうなれないという憧れと、自分がやるべき経営の方向が見えました。
私のやるべきことは、この日本になくてはならないサービスの概要を作り、そこに天才たちを集めてきて実現していくこと。
シンプルに考えること、大切なことはそんなに多くないこと、適材適所に人を配置してプロの集団になること。「なれないこと」を嘆く必要はない。だって私には決して燃え尽きることのない「熱意」がある。
会社訪問させていただき、とんでもなく広い20人は座れるであろう会議室で事業プレゼンさせていただいた時に、人生最大に緊張したんですが、今まで自分の欠点だと思っていた「大きな夢を描いてしまうところ」が欠点ではなく自分の長所になりました。34年間生きてきた自分の短所が長所になる体験ってそんなにないと思うんです。
それからことあるごとにご相談させていただいているのですが、とにかくレスが早くてすごいなと思います。私の考えの及ばないくらいのプロジェクト量だと思うのですがきっと目の前のことを瞬時に片付けていらっしゃるんだと思います。
私たち若手起業家の未来を考えてくださっていることも感じます。応援して良かったと思っていただけるように毎日努力するのは楽しいです。
そして日本銀行の松野前札幌支店長とのコミュニケーションも私の視野を広げてくださいました。情報交換をしていく中で新しい視点を手に入れMamaLady Boxがどんどん前進しました。
ここで自信をつけ、投資家向けの資料を完成させ、3名の数年間に渡り事業相談をしてきた尊敬する経営者3名にプレゼンをさせていただきました。即決で3名全員に株主に入っていただき、私たちの事業はこの世の中になくてはいけないものになっていると自信を強めました。11月に書類作成、入金まで終わり完了したのですが、株主が入ってくださったことで、視野が広がりました。
まだ日本の女性全てを「楽しい」で埋め尽くすには、輪郭が見えただけかもしれませんが、確実に前に進んでいる実感と、私たちの未来の成長は日本のママたちの幸せに直結すると思いました。
9月は本当にすごい出会いと人生が変わるってこういうことなんだという体験ができた月でした。
そして、先月の成功に味を占めた私たちは、またも在宅ワークメンバーを募集し4名の雇用に成功しました。しかも、瞳さんが、いつの間にか教育動画を作成、すでに学んだメンバーが新規メンバーに教える仕組みを作成し「教育の自動化」に成功。この報告をもらったときはすごすぎて爆笑したのを覚えています。「教育の自動化」の概念は私にはなかった。
瞳さんは、私のできないマニュアル化、ルール化をコツコツ私の見てない間に進め、整備し、いつの間にか調整まで行っていました。笑
2023年10月
毎週の目標は決めていたのですが明確に書き始めた10月。
目標を立てて、何%進捗しているのか?という振り返りの期間をどんどん短くしていきました。
(現在は朝と業務終了時で1日での振り返りにしています)
LadyRiseという名称で始めた道庁と連携し母子手帳と一緒に全ての窓口で手配りされている冊子を、来期分からもっと全てのママにわかりやすく、知っていただけるようにと「北海道プレママガイド」と名称変更をし、「プレママガイド」で商標登録を申請しました。かっこいい名前は素晴らしいけど、サービスが浸透するまではそれが何であるか説明することに文字数を使ってしまうと学びました。
わかりやすく、シンプルに、覚えやすく。
今後全国展開をしていくにあたっての準備としても、わかりやすい必要がありました。福岡プレママガイド、東京プレママガイド、大阪プレママガイド・・・どんどん広げたい。楽しみです!!必ず実現させます。
そして株主からの言葉「自分を、ある意味で天才だと思って周りに期待しすぎるな」「天才を連れてきて自分でやろうとするな」「絶対にできる!」という真っ直ぐな期待を寄せてくださったことを常に胸に刻み挑戦できたことが楽しかったです!私が何を言っても反射的に「いいね!」とおしゃってくださる存在がどれだけ心の支えになったか計り知れません。
2023年11月
衝撃の出会い。左近春香さんと念願のZOOMをしました。2023年は夢だった憧れが現実になりすぎて「衝撃の出会い」続きとなってしまいました。笑
左近さんはとにかく想いがある経営をされていて300名のボランティア集団を組織していたり、バリバリ感がすごかった!今、左近さんを北海道へご講演で呼ぶべく、Instagramで定期的に北海道のみんなにも左近さんの素晴らしさを布教中です。笑
本当に面白かったです!!左近さんが「奈々」呼びだったので今私の中でファーストネーム呼び捨てブームが来ており、たまに呼び捨てし合っています。笑
そして11月21日は運命のスタアトピッチの登壇日。緊張しすぎて足が震えて歩いてるか、立ってるかもわからない顔面蒼白状態でのピッチでしたが、1番緊張した裙本社長へのピッチが緊張のピークだったため、それより緊張はしないという経験をしました。
このことから緊張することがあるのであれば、それを超える緊張の体験を入れてしまえばいいと学びました。
また朝礼の朝礼の時間が押してしまったりすることが増えたためスタイルを変えました。(朝礼参加は在宅メンバーを除く6名で実施)
タイマーを使用し、ぴったり時間内で喋るクセをつけることと、毎回私たちの目指している世界と、大切にしたい文化を確認しています。文化は作っただけでは根付かず、毎日何度でも伝えることが大事だと思ったのでこのようにしました。
ちなみに「ワンワード」は「今の自分の感情を一言で表現する」ということをやっていて、1日の始まりにどんな感情でいるのかをメンバー内でシェアしています。面白い名言が飛び出したり、不安な気持ちを素直に話してくれるメンバーがいたり、お互いの感情に理解がうまれるので私たちの大切な文化になっています。
2023年12月
ノリに乗ってきた私たちは、ついに在宅メンバーをさらに募集し、6名の雇用に成功しました。ここで生きてきたのがママならではのコミュニケーションのとりかたです。私はそんな夜遅い時間でいいの?と思っていたのですが子どもを寝かしつけた夜22時から始める「夜のゆるっと勉強会」が人気で、月2回当番を決めて、さまざまな話題やその週うまくいったことのシェア会を行いました。定型分をシェアします!
(まず提携分、ルールを私が作ることで、運用が楽になることもこの1年でわかりました!まず型の大枠を作って、その細かいところを瞳さんが付け足し運用可能にするという流れで常に新しいものを取り入れています。私が取り入れ、瞳さんが持続させる、その繰り返しです。)
こちらのポイントとしては、ルールを毎回リマインドすることで、参加ハードルを下げています。また、私たちらしいところとしては、スッピンメガネパジャマ歓迎としていて、私もよくパジャマで参加し、普段見れないメンバーの一面を見ながらパジャマパーティーのような空気感で行っています。笑
さて、そんな今年度の数字は、
・アルバイト含め15名のメンバー。(+12名。まぁまぁ。)
・8171名のInstagramフォロワー。(+213名。すくなっ!)
・3093名の会員登録。(+1000名。すくなっ!!)
・MamaLady Boxの送付数は5080個。(北海道の出生数は28000名。少ない。)
※モラタメ含む
・プレママガイドの発行数は35000部でした。(これはgood!)
来年度は3倍成長を目指して駆け抜けます!(会員は10倍を目指す!)
2023の1番大きな変化は、裙本社長に教えていただき行った「自分のしあわせの定義」の見つめ直しでした。会社の未来だけを見つめてきた6年間でしたが、9月から自分自身の幸せについてよく考えました。
私の幸せは5つ。
①根底に愛があること
②自社のメンバーを心底幸せにする一歩から日本のママを幸せにすること
③時間/人/金銭的に余裕・空白があること
④成長し続けること
⑤私たちの子どもが生きていくこの国の未来、国力をあげること
自分の幸せを置いてきぼりにしない。だから情熱を燃やし続けられると知りました。これは子育ても同じだと思います。「自分」を大切に、自分を満たし周りを満たす。自分をおざなりにしないことが大切だと思うことができました。2024年は、更にアクセルを踏んでみんなと一緒に「タノシイ」を突き詰めていければと思っています!
2024年はプレママガイドの発行拠点を1箇所増やし、MamaLady Boxの配布数、配布拠点数、配布種類を増やしたいです。まずは福岡に行く挑戦がしたい!
来年は、ママを雇用し、移転して保育園がついた会社を作りたい!
まずは小さく始めたいですが、いつかは会社の真ん中に保育園があり、それをぐるっと囲むオフィスを建てたいです!そこではみんなで子育てを行い、見守り、希望すれば晩御飯を食べて帰れるし、パートナーも食べにきていいという制度を作りたい!消えた「家族ぐるみ」「子育てを分け合う文化」をうざったくなく実現したい。
私が目指すのは「ママが1人で抱えない子育て」ができる国。
そしてママがママになっても諦めることが増えない社会。
むしろ子育てを通して増える視点で、できることが増えるという感覚を持てるようにすること。
そしてメンバーがライフステージの大切なタイミングでお子さんに「おかえり」が言える環境を作ること。小学生の壁を迎える時に「おかえり」を言ってあげられる社員を作る、超フレキシブル勤務の実現をしたい。
私の人生をかけてやりたいことがあって幸せです!
来年もよろしくお願いします。
株式会社MamaLady
代表取締役 明石奈々
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