「はたらくってなんだろう」をちいさな君たちと一緒に考えてみよう
君たちにとって、「はたらく」ってどんなイメージかな?
・大きくなったらなりたいお仕事
・お金を稼ぐこと
こんなところかしら?
ママはね、こう思うわ
はたらくことは
自分のやりたいこと × 誰かの役に立つこと
そして、そこから生まれるものは
「お金」だけではなくて「幸せ」の方がメインだと思っているわ。
どうしてママがこう思っているのか、これからお話しするわね。
はたらくことは、お金を稼ぐことだけではない
はたらくっていうと、お給料をもらってするお仕事を思い浮かべるよね。
だけど、はたらいているのは、本当にお給料をもらって仕事をしている人たちだけかしら?
じゃあ、君たちのお友達のお母さんでお仕事をせずに家にいるお母さんたちは、なんにもはたらいていないの?
ボランティアで、街頭に立って旗をもって、君たちの登下校を見守ってくれている人たちは、お給料をもらっていないから働いていないの?
はたらいている人の中には、お金をもらってお仕事をしている人もいれば、お金をもらわずにお仕事をする人もいる。
・おうちのお仕事をするお母さんやお父さん
・赤ちゃんや子供を育てるお母さんやお父さん
・ボランティアで人のためのお仕事をする人
・PTA活動をしているお父さんお母さん
お金はもらっていないけれど、皆のために一生懸命働いてくれているよね?
つまり「はたらく」というのは、「誰かの役に立つことをしている」ということなの。
お金をもらってはたらくのは「お勤め」で
お家のお仕事をするのは「家事」
お金をもらわずはたらくのは「ボランティア」
そう名前がついているだけで、誰かの役に立っていることには1ミリも変わりはないわね。
「何をして」はたらくのかがとても大事
人の役に立つことが「はたらく」ことだよって言ったよね?
じゃあ、君がやりたくもないことをやらされて、人の役に立っていて、意味があるかしら?
やりたくないことで役に立ったって、うれしくないよね?自分がつらいよね?
これではいけないわ。
自分のやりたいことや、好きなこと、自分が得意でできることで人の役に立つ
これがはたらくこと。
だって、人ははたらいている時間がとっても長いわ。
会社にお勤めに行っていたら、短くても1日8時間。
お家での家事なら、エンドレスよ!
一日の大半、人生の大半をはたらくことに使うのなら、絶対に自分がやりたいことをするべきよ、そう思わない?
人生の大半をいやなことをしながら過ごすなんて、全然ハッピーじゃないもの。
だから、やりたいこと、好きなこと、得意なことを見つけたり、何かが好きになったり得意になってやりたいことが見つかるように、いつもいろんなことにチャレンジしたりアンテナを張っておくことが、今の君たちには大事なことよ。
ただね、注意してほしいのは、「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」をただやるだけでは、それは「はたらく」ではなくて「趣味」というの。
自分は満足だけど、特に誰の役に立っていないのなら、自分個人の楽しみにすぎないわ。
「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」で誰かの役に立って、それを自分の仕事にするためには、役に立てるだけのスキルや経験が必要よ。
だから、好きなことはとことん極めなさい。
勉強でも、スポーツでも、遊びでさえも、真剣に取り組み打ち込んだことは、それだけ価値のあるスキルや経験になるわ。
得られる「お金」じゃなく「幸せ」に目を向けよう
家以外ではたらくことでは、多くの場合「お金」がもらえるわ。
生きていくためのお金をもらうために、皆はたらくのだもの、当然ね。
だけどね、お金をもらうために働いているのだけど「お金」だけに目を向けてはだめよ、だってそうなれば、「やりたくないけど、たくさんお金をもらえるからやる」という考えを生むから。
この世界には、そういう考えで、やりたくない仕事に人生の大半の時間を費やして辛い思いをしている人がたくさんいるわ。
そう、お金だけのためにはたらくのって、とっても辛いの。
人生の大半の時間を、やりたくない仕事に使うのだから、辛くないわけないわ。
だから、君たちには「お金」だけではなくて、仕事から得られる「幸せ」に目を向けてほしいの。
・やりたいことができて幸せ
・好きなもの、好きな人に囲まれて幸せ
・自分の仕事で喜んでくれる人を見るのが幸せ
こんな風に、はたらくことで得られる幸せはたくさんあるわ。
その得られる幸せが、「お金をもらわなくてもこの仕事をする」と思うレベルであれば、その仕事をしている君は最高に幸せな状態よ。
ママは、君たちにはこういう仕事をしてはたらいてほしいなと思うの。
はたらくことは、自分のやりたいことをやって、誰かの役に立つこと。
そして、誰かからの「ありがとう」の対価が、君の元に「お金」として入ってきているというだけのことよ。
この順番を決して間違えないでね。
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