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学校の図工は「言われたとおりに行動できるかどうか」を計るもので 「創造的な発想で 自己表現ができるかどうか」ではない

我が家の学校嫌いの長女、なはら姉さんは ものすごい工作好きな子なのです。

なのに「図工の時間に 決まった材料で 同じものを作らされるから やだ!!」と言って 図工を受けたがりません。

来月 学校で展示会があるようなのですが 作品を作っていないようです・・・

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家では 自分でグルーガンを使いこなし バービーちゃんのおうちを いろいろな材料を使って作ってみたり 

実験的に いろいろな材料を使ってスライムを作ってみて すごく発想力のある子なんです。

私よりは 明らかに芸術的で 想像力豊かな人間です。

でも だからこそ 彼女の感性が 学校の図工の時間を退屈に感じさせているのかなと思います。

私は 「適当に作っちゃえばいいだけじゃん」と思うのですが彼女は 「いやなものは いや」と 断固拒否です。

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また 学校では作るものが 先生に「評価される」というのもあるので それもいやな要素なのかもしれません。

自分で楽しく作ったものが 「もう少しがんばれ」といわれたら やっぱりもう自己表現をしたくなくなっちゃいますよね。

日本では 保育園や幼稚園、学校で みんな同じものを作って 展示して喜びますよね・・・ 

そんなことに気がついてしまいました。


次女の保育園に飾られている魔女の飾り

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次女も 先月 保育園のハロウィーンの工作時間に魔女の飾りを作りました。

クラスのみんなが作るものは 全く同じ形です。

先生が全て材料を用意してくれるので 同じものしか出来上がりません。

先生が教えてくれるとおりに組み立てて 作ります。

失敗がないので 安全なのかもしれませんね。

顔は 自分で書くことになっているので 表情が 唯一それぞれ違います。

でも それでも 同じように目と鼻と口とほっぺが書かれているので 非常に似通ったものが出来上がっていました。

並べたら みんな同じで きれいです。

でも 明らかに 子供たちが頭を使って 創造性を働かして 作り上げたものではありません・・・


言われたとおりに行動できるかどうか

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別に保育園や学校では それを求めているわけではないのかもしれません。

美術や芸術は 創造性や 自己表現の形かと思います。

でも 実際 今の日本の学校の図工の時間は 「言われたとおりに行動できるかどうか」を計るものなんだなと気がつきました。

「創造的な発想で 自己表現ができるかどうか」を見たいわけではないのですね。


子供たちには 生きる力をつけさせたい

この本を読んでから 教育について、子供が持つべき「生きる力」について考えさせられています。

「与える教育」をされて育った私たちは みんなで同じようなものを作る図工の授業になれています。

彼女は 「与えられる」ことがいやなのです。

もともと「生きる力」が強い子・・・というか 誰もが本来もって生まれている「生きる力」を あまりつぶされていない子、なのだと思います。

彼女は 「引き出す教育」のスタイルを求めています。

それが彼女にとっていいとわかっているのかもしれません。

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彼女の日々の工作は 自分で考えて 作りたいものを作るという単純なことです。

他の人からの指示もなく 自分の中から湧き出てくる願望のまま 作り始めるのです。

そして 出来上がると 「やった~」と 喜び 家族や友達に見せびらかします。

誰も 「ここが丁寧じゃない」とか 「ここをもっと違う色にするべきだった」なんてことは言いません。

妹や弟が 「これほしい~~」と言いだして もう1つ作ってあげることになることがありますが

そんなリクエストがきたら 喜んで作っちゃいます。

それが アートです。

自分の中にあるものを表現する。
そして それが自分の中の喜びになり 時には 誰かを喜ばせることにもなる。

それだけのことです。

誰かにやらされるものでもないし
誰かに評価されなければいけないものでもないはずです。

なはら姉さんの感覚のおかげで 自分の中の当たり前がどんどん崩されていきます。


自由なアートの形を体験しませんか

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「生きる力」の強い子を育てるためには 学校に頼っているだけではだめだと思います。

今までご説明してきたとおり 日本の学校システムでは まだまだ「与える教育」をしているからです。

でも 今小さい子供たちを育てている私たちも 実際に 「与える教育」を受けてきているので なかなか その「生きる力」が強くないのかもしれません。

今育っている子供たちにしっかりとした「生きる力」を育んでもらうには 子供たちにその「生きる力」が備わっていることを信じることも必要です。

そして 同時に 子供たちがその力を育む事ができる環境を整えてあげる必要があるのです。

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そこで まずは 私たちが 「自己表現をして楽しむ」ということを体感してみるといいのではないかなと考えています。

知人のアートの先生にご協力いただき 12月1日(火)に ママたちの「本当に自由で 幸せなアートの時間」を開催してみようと思っています。

自分のために絵を描いたり 工作をする大人は 少ないですよね。

本当に 好きなように自己表現をすることって なかなかありませんよね。

自由に、好きなように アートで自己表現をする、という喜びを感じてみることで 子供に どんなアート活動をさせてあげるとよいかが 見えてくると思います。

「絵が苦手~」とか 「工作好きじゃない!」というママも 大歓迎です。

そういう方にこそ ご参加いただきたいと思っています。

自分のために絵を描いてみる。

下手とか 上手とか関係ないアートの形。

絵を描いてみたら 自分の絵を みんなに見せて フィードバックをもらいます。

どきどきしながらも みんなで よいところをほめあいたいと思います!

みんなで 幸せな気持ちになるアートの時間です!


ご興味がある方は ぜひご予定を空けておいてください~



ママたちのハッピーのために大切に使わせていただきます。サポートありがとうございます。