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一歩前に。歩を進める勇気に大切なこと

私はスクールカウンセラーのお仕事で、回数は多くはありませんが小学校にも勤務しています。
子ども達が卒業した後、会えなくなった子ども達のことをふと思い出すことがあります。
「あの子は元気にしているだろうか?」
「元気に中学生活を楽しんでいるだろうか?」
「お母さんもお元気かなぁ?」

最近2年前に卒業した子のお母さんとお会いする機会がありました。
「土居先生!」「お母さん!!」
と、二人で飛び跳ねて再会を喜び合った。

お子さんが元気に中学校生活を送れていることを嬉しそうに報告してくれたお母さん。
お子さんが元気だと言うことも、それを嬉しそうに話してくれるお母さんのことも、嬉しくて嬉しくて目を細める。
「スクールカウンセラーと面接をしたくらいから、あの子はどんどん変わっていったような気がします。先生の面接が受けれて、先生に出会えて本当に良かったです」
何と!カウンセラー冥利に尽きる言葉をいただいた。

人はいつでも変わられる。。。
誰と会うか。
何を感じるか。
そしてそれをどう考えるか。

自分1人でこの作業が出来る人も確かに居るのかもしれないけれど、ほとんどの人は相手(他者)との対話を通して、この作業を進めていくことができる。

例えば。
大好きな友達に会って。
やっぱこの子と会うと安心するなって感じて。
よし充電できた!もういっちょ頑張ろう!

と、なることもあったり。

例えば。
苦手なタイプの人と出会い。
この高圧的な態度苦手なんだよなって感じて。
自分はそんな言動はしないように気を付けよう!

と、考えるかもしれない。

子ども達でも大人でも、人生で「誰と会うか」、人とのご縁はどうしようもできない。その時「何を感じるか」も自然と湧いてくる感情で本人次第。
嬉しいことも悲しいことだって、酸いも甘いも色々な体験をすることが大切。だけれども。
それを「どう考えるか」によって、『学び』になるか『心の傷』になるのか大きくその後の未来が変わって来る。
「どう考えるか」は押しつけたり教えるのではなく、一緒に考えていくことが私達周りの大人の大切な役割。

一緒に考えていくうちに見えてくる『わたしらしさ』や自分の『強み』
『わたしらしさ』や自分の『強み』が見つかると、「きっと大丈夫」と自分自身に安心出来るようになる。
それを勇気に、一歩前へ。二歩前へ。時には戻ることや立ち止まることもあるけれど、それでも前に前に歩を進めていく。

あなたが今もし立ち止まっているならば、まず最初の一歩は安心して話せる誰かに会うこと。
何だかしっくりいかない時も諦めず、また別の誰かに会ってみる。

その誰かに会った時、自分が感じた気持ちを「こんなんじゃダメだ」と否定せず、どうぞどうぞ大切に。「こんなんじゃダメだ」と思えることは、何とかしたいと思っている証拠。どうぞどうぞ、そんな頑張っているあなたの気持ちを大切に。

そして誰かと一緒に考える。
何が出るかはお楽しみ。。。
どんな『わたしらしさ』やどんな自分の『強み』が見えてくるのか。
どうぞどうぞ。楽しみに。


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