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紙一重

今思うと以前の私は嗅覚過敏だったのかもと最近気が付きました。


子どもの頃車の多い都会が苦手でした。よく考えると排気ガスの臭いで気分が悪くなるからでした。

夏場の体育館の全校集会が苦手でした。後ろで泣いていると、よく先生に「話しに来てくれた先生に失礼だ」と怒られました。

社会科見学でゴミ処理場に行った時も「働いている人に失礼だ」と、泣いている私は怒られました。

子どもの頃の私は、臭くて出てくる涙を堪えようとすると、過呼吸のようになり貧血のようになり倒れそうになり、それがパニック発作のような体験で、苦しくて苦しくて。。。


ママになりました。これがまた一苦労。

赤ちゃんのウンチオムツを替えるのが苦しい。何とかかんとか呼吸を止めて頑張っていました。

子どもが2才くらいになると汗をよくかくようになりました。大好きな我が子。抱き締めたいのに、「おえぇ」と気分が悪くなってしまう。

本当に困っているのに、「臭いから抱っこできない」とか「臭いからオムツが替えれない」と言えば、ひどい親だと白い眼で見られる。

そして、いつしか本当に「私はひどい親なんだ」「私はダメな親だ」と落ち込んでいった私・・・。


何気ない、友達とのおしゃべりの中で最近思い出したこの話。

こんな私の生きづらさですが、3年前犬を飼ってから、今度は逆に鼻が利かなくなりました。敏感から一気に鈍感に。。。


「生きづらさ」は軽減したところもありますが、「自分らしさ」が一つ無くなってしまったようで何だか淋しい今日このごろ。

「生きづらさ」も丸ごと「私」と思える優しい世の中になれば、「自分らしく」安心して生きられる人が増えるのかなぁと考えてみたお友達とのおしゃべりでした。


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