見出し画像

「学校なんて行かなくていい」そうは思えなかった

こんにちは、キャリアコンサルタントとして女性支援やママたちの支援などを行っているmamaちゃんといいます。我が娘は小学校の4年間学校に行けませんでした。そして今もまだ、不登校の子と言われるぐらいしか学校には行けていません。でもそれでもいい…私は今はそう思えます。


学校に行かれない子どもを抱えている親にとって、登校できないことは当然心配です。まわりから置いて行かれるような気がして不安でたまらないと思います。深い暗闇の中で、今にも押し潰されそうな強い波が押し寄せる…そんなことを日々感じていました。

「学校なんて行かなくていい」

口では子どもに言ってあげられますが、心ではどうしても納得できません。学校に行かないなんて、到底私には理解できませんでした。
「学校は普通に通って、普通に友達と過ごして、普通に勉強する場所でしょ?普通にしてよ!普通でいい、特別なことは何も望んでない」この言葉は何度も何度も自分に語りかけたものです。特別なことは望んでない…何も望んでないはず。

でも不登校が長期化すると、時と共に様々な感情がひとつひとつ消えていきました。それはきっと私が娘に勝手にかけた期待をひとつひとつ剥がす作業だったと思います。そこから解放され、その時ようやく、この状況を認めなくてはいけないのだと心が感じようになりました。

「生きてるだけでいい」

この言葉が出てくるのに私は3年かかりました。
不登校の事実を認めて、子どもを認める、そんな簡単なことがどうしてもできませんでした。

娘が生まれてきた時には、生きていてくれたらそれでいいと願っていたはずなのに、いつしか欲が出て、勉強が出来たらいいな、友達がたくさんいたらいいな、将来は音楽の道もいいな…なんて知らず知らずのうちに期待をかけ続けていたように思います。今一度、生きていたらそれでいいと願えるようになり、見える景色が変わりました。学校なんていかなくていい…今なら心からそう言えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?