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駐在妻。現地の日本人コミュニティに馴染めない時は②

こんにちは。
前回からの続きです。

前回の記事で「あなたの魅力に気付いてくれる人がいますよ」と、
書きました。
読み返していて、ふと「私の魅力ってなんだろう?」と思った方がいるんじゃないかと。

駐妻(夫)って、結構暇を持て余してしまうことってよくあるのですが。
小さいお子さんがいたり、引き続きお仕事されているとそんなことはないかな。
時間があるときって、人間って結構どうでもいい事を延々と考えてドツボにはまったり、場合によっては体調悪くなってしまったり、そんなことってありませんか?

実はこの暇な時間って、見方を変えればすごいチャンスだと思います。
どうでもいい事を考えるって、自分自身と向き合っているんです。
日本では仕事も子育ても趣味も完璧にこなしていたはずなのに、海外に来たら、何もすることがない。
手に職があれば、どこに引っ越しても仕事ができるのに・・
語学ができれば、この国でも自由に動きまわれるのに・・
車の運転ができたら・・

外国人のママ友ができそうな場面。
「あなたはこの国で何をやっているの? 」
「夫の仕事についてきて、期間限定で暮らしているだけです。今は無職です。趣味も特にはないかなぁ。」←なんだかこれを言うと、自分ってちっぽけな人間だなぁと思います。
 例えば、ここはイタリア。
お国柄なのか、手に職を持っているお母様も結構いらっしゃいます。
ジュエリーデザイナー
ファッションデザイナー
劇作家 
Webデザイナー  etc・・・
やはり、手に職をお持ちの方は、そこから会話が広がりやすいです。

こうなったら私は何の魅力でこの人達と渡り歩くのだろう?
「私の個性?」
手に職があるわけでもない。
語学堪能とは言い難い。
渡り歩く武器がないではないか!となります。
どん底です。
自分のちっぽけさに気が付く瞬間です。
でも、この気付きこそがきっと自分の魅力を発見する第一歩。
ここから自分を深堀りする作業が始まります。

近くにいる高校生、大学生の子供たちが自分は将来何がしたいのだろう。
どんな職業に就きたいのだろう。
悶々としている姿に重なります。

もうすぐアラフォー、アラフィフという大人が10代の若者と同じような事を考えている。
でも、まあ一度は就職もしてるし、これから第二の人生?
なんだかそう思うとワクワク、若返る感じがします。

「何をしている時が一番楽しいですか?」
「何をしている時が一番嫌ですか?」
「小さい頃の夢は?」
「好きなテレビ番組、音楽のジャンルは?」
「人からよく褒められるあなたのいいところは?」
「整理整頓好きですか?」
「食べるの好きですか?」

せっかく時間があるなら、ちょっと自分のこと書き出してみてはいかがでしょうか。
整理整頓が得意って、すごい個性です。
時間を守り、学校からのお知らせはちゃんと把握。
メールの返信もきちんとする。これも特に海外だと、ものすごく素敵な個性として捉えてもらえます。

うちの子供たちは、こちらの学校に入学後、日本人らしく、遅刻しないで、さぼらないで毎日学校に行き、授業中はノートをとり、宿題やる。
それだけですごく褒められました。
ついでに、クラスメイトからこの子は信用できるという謎の信頼まで獲得しています。
宿題をやってこない。
時間通りになんて学校に来ない。
日本人にはびっくりですが、そんな子供たちがたまたま今の学校には結構います。

そんな様子を見ていて、思ったこと。
ついつい人って、自分の足りないところ、子供の足りないところにばかり目が行ってしまいます。
でも、足りない事を補うために新しい事を始める前に、一度立ち止まって、今すでに持っている自分のいいところを探してみてはいかがでしょうか?

どんな小さなことでもいいと思います。
見つかったら身近な誰かに、私これが好き(得意)なんだぁって披露してみてください。
ちょっと自信が持てるかも。新たな魅力発見です。

今日も読んでいただきありがとうございます。

では、また^^


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