「オンラインは何か足りない」というアンコンシャスバイアス
コロナになってオンラインの会議やセミナーやエンタメや、、とにかくオンラインコミュニケーションが増えてからの常套句。
「何か足りない、やりにくい」。
リアルに合わなければわからない空気、心の機微、におい、体の象作、
感じられないものや見えないものはあるけれど、それって本当に仕事で必要なもの?
そもそも仕事上での深いコミュニケーションが必要な場面ってそうそう頻出する?
という問いから今回の考察が始まったワケでございます。
ふむふむ。
まず最初に考えたのが、
1.オフラインとオンラインのいいところ。
これらの比較で耳タコ的なのが、オンラインは、移動の時間が節約できる。雑談がないので発想や着想の会議などはしにくい。ということ。
うん。そうですよね。そうだけど、本当にそうなのかな。
無くなったものは本当にマイナス要素になるのかな。。
ということで、あの、あのコミュニケーションの図で考えてみました。
2.メラビアンの法則と対人コミュニケーションチャネル
さらにこれを細分化してみたら
視線が合わない、ジェスチャーが見えにくい、被服やアクセサリーは見えにくいしそもそも自宅なので、外出時より控えめなどなどがありますが、
オンラインにまったくないものは、身体接触、プロクセミクスということがわかりました。はい。ノンバーバルコミュニケーションは意外とできてるぞ。と思ったところで、いくつか気づいたことがありました。
3.オンライン ≒ 非言語的手掛かりへのアンコンシャスバイアス
リアルでは、五感を通じていろーーんな情報が入ってくるので、必要な情報以外も取り入れてしまっている。「あの人二日酔い?」とか「今日お化粧のノリ悪いな」とか(ろくでもないこと考えててすみません)。
必要な情報ってメールとかでも十分ではないのか、実際コロナ前からメールでやり取るできていることたくさんあるし、、。
でまた、確かに、相手の反応が見えないと話しにくい。わかってもらえないと思い込んでしまう。実際自分が、zoom会議を主催するときもそうだし、
電話の交渉で(先方に不遜な態度を取られたときに)、わざと返事をしないと向こうが確実に焦ってるのがわかる。(どんだけ性格悪いねん!)。
でもめちゃ聞いてるし理解もできてる(だから怒っている)。
相手の反応の視覚情報がないことと、伝わったかどうかは無関係。。。
ということに気づいていない場合が多いのでは、、
という気づきでした。
4.オンラインはダークトライアドの影響を受けにくい
これがもうオンラインコミュニケ―ションで最高かつ最大の利点ではないかと思っています。いい気や影響も受け取りにくいけど、悪い気や影響も受け取りにくい。
そして組織の中では、いいものより、悪いものの影響のほうが格段に大きい。
私も、経営陣とのヒリヒリ系の会議の前は、おなかが痛くなったり蕁麻疹がでたりしたいて、盛んに呪文を唱えたり、アメジストを触ってみたりしていましたが、オンラインになって全く体の忌避反応がなくなりました。
この気づきはまじ最高。ブラボ――――!
5.個人差性差が大きい
で、そんな風なことを言うと、いやいややっぱりリアルがいいよ!と50代以上の男性は言われます。
はいそうですかそうですか。不思議と30代以下の男性には言われないので、ITリテラシーの問題でしょ。個人差でしょ。
と啖呵を切ることもできず、論文に目を向けるとそもそもコミュニケーションには性差がある、ですよね。
結論、
・オンラインは何か足りないという無意識の偏見にとらわれてない?
・パワハラセクハラサイコパスよ消えてなくなれ!
・そりゃ性差個人差あるでしょ。
・「ありがとうオンラインさん」
ということで今回の考察を終わります。
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