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ブータン活動日記#11 ~マイノリティになりたかった~

気づけばこちらにきて半年たっていました。
今月は飛び立った日付けになったことに気づくのが2日遅かった。今まで時がたつのを指折り数えていたのに、当日に〇か月経った!と考えなかったことが本当に驚きです。半年たった今の状況について語っていきます。

先生たちとの関係

私の配属先は学校なのですが、先生たち、とくにCP(カウンターパート:協力隊の配属先で働く現地の方で、メインでサポートしてくれる人。主に同じ職種や近い仕事をしている人が選ばれる)との関係に少し悩んでいる。2人しかいない職員室で、9-16の間のほとんどを一緒に過ごす。けれども会話が全然ない。おしゃべり好きなCPなはずなのに、全然話さない。その空間がつらい。居心地が悪い。ほかの先生が遊びにきたらゾンカ語で話されるから理解できなくて話に入れない。だから自分の作業に集中する。そうすると、忙しいんだなと思われてもっと話しかけられない。そんな負のループ。そこを抜け出したくて最近は挨拶のあと小話をするようもっていっている。それが功を奏したのか、今日はあっちから話しかけてくれた。半年もたてば慣れてくるもの。ゲストじゃなくなっているのを実感。それには嬉しさもある。でももっと楽しく働きたいから、自分が楽しいほうにもっていく。そう思いちょっとずつ関係構築中です。

バレーボールのコーチに

今月末に地域の学校でバレーボールのトーナメントがあるらしく、それに参加する希望者が募られました。バレーボールという単語が聞こえたら積極的になる私。詳細を担当先生に確認しにいったところ女子チームのコーチを任せてもらえることに。そして放課後各日で練習が始まりました。高校2,3年生にあたる生徒だが、初心者の集まり。楽しく、バレーボールが好きになるように、そこに重点を置いて指導中です。驚くくらいみんなノリノリで練習に参加してくれて、楽しんでいる姿を見るだけで心が癒されます。この年齢でこの素直さをもっているのは日本との大きな違いだなあとしみじみ。期限付きだけれど、バレーボールを教えるという自分のバケットリストも一応叶った。

多分、私は苦しみたい

この1か月で自分の状況は大きく変わりました。ずっとモヤモヤしていたものを断ち切れて、ついでに親との関係も進展。やっと今ここだけに集中できる環境が整ったはずなのに、なんだかやっぱり気分が上がりきらない日が多い。次から次に小さい悩みがでてきて、まあいっかで流せるものを拾い集めているみたい。そしてふと思い出した。協力隊に行きたい理由を説明している中で、「マイノリティになりたい」と言ったことがあった。それでなんだか腑に落ちた。自分はここで、悩まないでただ楽しんでいる自分でいたくないらしい。苦しんで苦しんでもがきたいと思っている。その苦しみの中から生み出せる何かがあると信じている。そんな苦しいほうを選ばなくていいよ~って自分に思ったりしますが、まだその時じゃないなら自分に存分に悩ませてあげよう。悩んでいる自分を楽しもう。大きなことに気づけた1か月でした。

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