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台湾大学Global MBAの受験記(上)

少し時間が空いてしまいました。

このたび、台湾大学Global MBAに合格しました。

2月には「条件付き合格」だったNoteを書いていました。

このとき、「頑張らなきゃ」という気持ちと「なんで駄目だったんだろう」という悲しい気持ちと混じり合う複雑な気持ちでNote書いたんです。

この記事で応援してくださった方ありがとうございます。

おかげさまで合格しました。

ですが、未だに実感0です…笑

そのなかで、「受験記を書いてほしい」という声もあったのと、自分の備忘録として書いてみようと思い、今に至ります。

受験のスケジュール

2020年
(3-7月:TOEIC受験準備)
8月:オンラインのアジアMBA夏祭り(アゴス主催)参加
9月:GMBA日本人会へ参加、受験を決意。
10月-11月:推薦状依頼、GMBAオフィス訪問
11月-12月:エッセイや他の提出物作成

2021年
1月中旬:GMBAから連絡、オンライン面接
1月下旬:GMBAから連絡、条件付き合格の連絡
2月-4月:GMBA教授と英語の少人数クラス
4月中旬:合格の連絡あり


MBAは以前から興味がありましたが、GMATやIELTSも受験しておらず、大学院生で受けられるような奨学金もよく調べていなかったため、元々2022年に受験予定でした。

受験をしたきっかけ

元々コンサルへ憧れを持っていたものの、台湾のコンサルなんて未知すぎて、当時挑戦さえ出来ませんでした。

一方で、キャリアで行き詰まり、このままだと自分の理想像とかけ離れてしまいそうで悩み始めました。

当時は、治験業界で文書マネジメント部門にいたのですが、この部門からのキャリアは、あくまで「アシスタント職」でした。
私は、ずっと挑戦し続けたくて、治験業界であればプロジェクトマネージャーを目指したかったんです。しかしながら、それにはCRAを経る必要がある。でも、このCRAになる方法が台湾では見つかりませんでした。

そこで、キャリア転換ができる方法を考えました。

頭の中に浮かんだのはMBA。
MBAでリーダーシップやビジネスについてもっと学べば、転職も事業企画や戦略的総務部門などの会社のコア部門に踏み込んでいけるんじゃないか。
もし、転職が駄目でも、当時のポジションのままリーダーを目指すことも射程圏内に入りそう。

そう考えていたとき、たまたまTwitterでアジアMBA夏祭りの宣伝を見かけました。

奇遇にも、台湾大学が今年初参加するではありませんか。

台湾大学は、台湾最高峰であり日本統治時代だと旧帝大です。
台湾で仕事をしていて出会う優秀な人は、大体台湾大学出身です。

この説明会へ聴講したことが全てのきっかけだったと思います。

それが8月のことでした。

実際、説明会やGMBA日本人会へ参加した後、私は受験を開始しました。

受験中に行ったこと

1.GMBAオフィスへ訪問

英語力不安だったことと、私の顔を覚えて貰う営業的な要素のため、
GMBAオフィスへ訪問しました。

オフィスへは2回訪問しました。

1回目は、アゴス主催のアジアMBA夏祭りでプレゼンされた先輩方と「反省会」という名目で伺いました。

2回目は、本来約束していた方と1回目の訪問でお会いできなかったので、直接連絡をして伺いました。

そこで、何故私がGMBAに入りたいと考えているか、英語でありったけ述べました。

「中国語も話せるの?」と言われて「話せるよ」と中国語でお話したけど、英語でどれくらいお話が出来るかということが大事ですので、
オフィスでは英語で話すように心がけておりました。

2.推薦状を上司へ依頼

前職の部門のアジアヘッドと台湾支社長へお願いに行きました。

日頃から仕事を一生懸命やっていたため、部門のアジアヘッドは二つ返事でOKだったのですが、台湾支社長とは今までお話をしたことがなかったため、アジアヘッドに仲介を依頼しました。

結局、アジアヘッドにオフィスへ連れていってもらい、両名とも快諾してくださいました。

一方で、お二方とも多忙を極めていたため、リマインドを3度ほど行い、時間を要しました。(本当に気を遣って辛かった。。笑)

推薦状のドラフトを作成して送っていたのですが、オンライン申請システムでは質問項目が分かれていたようで、結局各自で作成いただいてしまいました。

 後々、社内にGMBA卒業生がいることがわかったため、彼にも推薦状作成を依頼しました。

彼は既に部長だったにもかかわらず、本当に気さくな素敵な方で
お昼ごはんへ誘ってお話をしつつ推薦状をお願いしました。

彼は英語ネイティブなので、私の推薦状ドラフトの英語を綺麗に直してくれていました。笑

3.エッセイ等必要書類の準備

エッセイですが、最初は英語で直接書きました。

でも、やはり友人に添削してもらった際に「これじゃ…」と言われちゃいました。笑

そのため、友人と二人三脚で日本語で内容を先に練ってから、英語に直していきました。

結局かなり時間がかかったので、締切日ギリギリになってしまいましたね。

内容についてですが、
「何故MBAへ行きたいのか?」
を入れる方は多いと思います。

一方で、
「自分がどのような点で台湾大学GMBAへ貢献できるか」

私は、ここを重視して記載しました。

私の場合ですが…
「日本と台湾のビジネス文化がわかるため、各国の状況や価値観等を中心に、教授や学生にシェアできる」
「GMBAは日本語の情報が少ないため、SNSにて潜在的志願者への情報発信が出来る」
等、ざっくりですがこのようなことを記載しました。

また、自分の強みや貢献できる点、今後のキャリアプランを書いていくのは転職活動と同じですね^^

英語のスコアメイクについて

元々、英語力の不足を仕事中に実感したことをきっかけに、会社での個人目標をTOEIC850と設定しました。

その目標到達のため、毎日ネイティブキャンプでカランメソッドを受講していました。

(話少しだけそれますが、カランメソッド本当にオススメです。ネイティブキャンプをトライされる方、是非カランも挑戦してみてください。聞いたものをそのまま口から出す練習は英語上達に有効です💡)

このカランメソッドで強制的にシャドーイングのトレーニングを行うことが出来たため、リスニング力は爆上がりしました。

プラスして公式問題集を1冊、TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問を購入して出来るだけやり込みました。


その4ヶ月後に受験したTOEICはリーディングはイマイチだったものの、リスニング力は満点に近づいており、合計890点でした。

一方で、この点数はMBA出願には十分でなかったことも承知していたため、IELTSを受験するつもりでおりました。

一応、TOEIC受験でなくIELTS準備に切り替えようとしたことには理由がありまして。
TOEICでも受験可能ということを先輩方から伺っていたのですが、「TOEICは受け付けるけどもIELTSやTOEFL,GMAT受験者に比べたら劣る」という風に私は捉えていたため、IELTSを受けなければ…と思っておりました。

しかし、実際IELTSはTOEICに比べて準備期間が必要で、間に合わないことがわかり、最終的に諦めてしまいました。

結局、IELTSやGMATを出願までに受験できなかったことが大きな心配材料でしたので、穴埋めをする方法を考えました。
GMBAオフィス訪問をすることで、英語力に問題ないことをアピールしようという作戦です。

このおかげで、オフィスの方には「英語コミュニケーションは問題なさそう」と思っていただけたようです。

出願後のオンライン面接について

インタビューでは、以下の情報を聞かれました。

・Why MBA?
・今台湾で仕事をしているのか
・何故台湾に来たのか
・質問があるか
以上です。

「Why MBA?」等を中心に準備していたのですが、肝心な逆質問の準備を忘れるという失態を犯してしまいました。
面接でやる気を見られる定番質問だというのに。
少し、気が緩んでいたのかもしれません…必死に「先輩に色々聞いてるから、大丈夫だよ」とやり過ごしちゃいました。

そのこともあり、あっさりと8分ほどで面接は終わりました。 

終了後、非常に後悔したのは前のエントリーでも記載したとおりです。

結局、面接後にもう一度オフィスから連絡が来まして、英語力で引っかかり「条件付き合格」となりました。

それがこのエントリーに繋がりました。


続編に続きます。


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