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問わず語り

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エッセイ、つぶやきの延長。小説ではない、という書物をあつめたマガジンです。
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2021年9月の記事一覧

【問わず語り】くるまのはしるおと

私の部屋は幹線道路に面している。 窓を開けていると、車の走行音。 昼間は正直うるさい。働く車も多いだろう。 でも夜。 深い夜になってくると、何だか心地よい。 エンジン音ではなく、走行音。 道の上をタイヤがすべる音。 夜限定。 子供の頃から、この音は好きだった。 音に敏感でちょっとしたことでも眠れなくなるのに、車の走行音だけは穏やかで、なんだか安心する。 おやすみ。

【問わず語り】何からアップしていくかという悩みと時間が足りんよって話

今進行中のプロトタイプが4本… 登場人物はいつもの3本、ちょい新キャラ1本。 ・前田有紗って言う不倫してる女性とその相手の話。ちょっと成長期にしたい ・登場人物総出の長編 ←暗い話。読んでて面白がるの私だけなんじゃ ・ラブラブ甘々のカタルシスを含んだ話(一部経験談交えて) ・過去にチョイ出したキャラをいじる 辺り。 頭の中ではそれぞれの時間帯、場所、でちょいちょい切り替わって話を紡いでて、それをプロッターに落とし込む。 時間が足りぬ…! 今日火曜日は毎週受けている外語

【問わず語り】花

先ほど連載完了した、ボスニア・ヘルツェゴヴィナが舞台のお話。 『花はどこへ行った』を登場させようと思ったのはつい昨日のことで、当初は予定がありませんでした。 しかし、多くの犠牲者が埋葬されているというオリンピックスタジアムのことを調べているうちに、1つの記事が目に止まりました。 カタリナ・ビット 銀盤の女王、平和への願いを込めて舞う 「カタリナ・ビット! いたねぇ!懐かしい!」(歳がバレる)。 そこに出てきたのが『花はどこへ行った』 私はこの歌を、フォーククルセダ

【問わず語り】旅の続きを…

『Beichte』という短編?中編?を書き終えました。 少し前に書き溜めていたものを直前で最終話を書き換えたものなので、整合性・完全性が気になるけど、続きが書けそうな感じで終わったのでヨシとします。 ヨシ! タイトルはドイツ語で「告白」「告解」「懺悔」という意味です。宗教用語なのかもしれない。 なんか重たくなってしまったのでタイトルは失敗したかな、と思いました。 ちなみに私はドイツには詳しくないです。2回しか行ったことなく、ベルリンは一度だけ。 でも野島遼太郎という男は

スキな3曲をぬるめに語る

難しい。音楽好きだから。 ロックもクラシックも大好きで、どっから選べばいいかわからぬ。 なので「私が創作する時に強いインスピ受けた曲」にします。 あまり熱く語ってないです…。 1. King Gnu 『Don’t Stop the Clocks』詞もアレンジも優しくまどろむような素敵な曲。 井口くんの歌ホント好き。 『たしかなことばをつづれ』はこれを聴きながらイメージして書きました。遠距離の2人がすごくイメージ出来た。 2. OrgansCafe 『恋風』切ない恋

名刺代わりの小説10選

国文学科卒業の割には本を読まないダメな人。 10代の頃が一番読んでいたかも。 なので10〜20代の感受性が柔軟だった頃に読んだ作品ばかりだと改めて気づいた。 部屋が狭いので基本読んだら売ってしまうのだけど、挙げた書籍は実家から持って来ているくらい大切なもの。 暗い話が好き。 翳のある男性が出てくるのがベスト。それに絡む女性に感情移入しがちです。 『運命の恋を〜』だけ新しい。私が心病んでた時に読んで、ほんの少し救われた作品。 以下です。順不同です。 1. 夏目漱石『

やっぱり男と女の話が好き。あとちょっと闇があるやつ

長い話をアップし終えたばかりですが、実は裏で3本くらい別ストーリーを書き溜めていて、それを早く表に出したくて仕方ない状態が続いていました。 そのせいで本編の方が留まってしまって、途中でアップを挫折していました。なんとか昨日エンディングに持っていきました。 自身の仕事での経験を元に書いたこの話は、もっと突っ込めばたくさんかけたのだけど、力尽きました…。 基本的に私がアップする小説は、昨年の秋に上げた以下の話の登場人物が、主人公を入れ替えながらBefore&After話を展